リッツ東京、新宴会場は「四季」がテーマ、訪日の受け入れ強化へ

  • 2017年9月6日

 ザ・リッツ・カールトン東京はこのほど、宴会場をリニューアルした。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックによるビジネス需要に応えることを目的としたもので、「Mystiue Events」をテーマに各部屋は四季をイメージしてデザイン。収容人数や設備などのハード面は変更していないものの、内装に「和」の要素を取り入れることでインバウンド需要の獲得をはかる。なお、同ホテルは今年開業10周年を迎えることを記念し、2014年からホテル館内のリニューアルをおこなっているところで、来年1月にはレストランを刷新するという。

  • 内覧会後のレセプションが開催されたグランドボールルーム。広さは560平方メートルで正餐の場合270名、シアター形式の場合500名収容することができる

    グランドボールルーム

  • グランドボールルーム前のホワイエはカクテルレセプションなどで利用が可能。生演奏などのアレンジも対応する

    2階ホワイエ

  • グランドボールルームのホワイエに隣接するテラス。広さは300平方メートルで、内覧会の際は東京ミッドタウンで開催されていたイルミネーションが一望できた

    テラス

  • 窓から檜町公園が一望できる「パークビュールーム」は、広さ220平方メートル。内装はこれまで単調なデザインだったが、国際会議にも対応できるようモダンなデザインを意識したという。100平方メートルと120平方メートルの2部屋に区切ることも可能だ

    パークビュールーム

  • マグノリアガーデンルームの収容人数は正餐が30名で、内装は「冬」をイメージして暗めの色を採用。ザ・リッツ・カールトン東京副総支配人セールス&マーケティング担当の鈴木謙次郎氏によると、同ホテルは宴会場の規模がそれほど大きくはないため、今後はMICEのみでなくパーティなど個人での利用も取り込んでいきたいという

    マグノリアガーデンルーム

  • メイプルルームの広さは45平方メートルで、正餐の場合10名、シアター形式では20名の収容が可能。「秋」をコンセプトに、絵画やカーペットは暖色を採用した

    メイプルルーム

  • サイプレスルームは広さが45平方メートルで、最大収容人数は正餐の場合が20名、シアター形式の場合が40名。写真は講演会での利用を想定したセッティング

    サイプレスルーム

  • ボードルームの広さは45平方メートルで、内装のテーマは「春」。デザインを担当したSPIN株式会社の小市泰弘氏によると、各部屋のテーマを春夏秋冬にすることで「『前回は春の部屋を利用したから、次は夏の部屋を使おう』など、何度も利用してもらえるように工夫した」という

    ボードルーム

  • ザ・サロンは33平方メートルで、部屋の奥にはドレッサーを設置。MICEの場合は登壇者や関係者の控室、ウエディングの場合は新婦の控室などにおすすめ

    ザ・サロン

  • 1階には「ザ・サロン」と「ボードルーム」前、「メイプルルーム」と「サイプレスルーム」「マグノリアガーデンルーム」前の2箇所にホワイエを設置。ザ・サロンとボードルーム前は「和」を、もう1箇所は「西洋」をイメージした

    1階ホワイエ

  • 1階にある2箇所のホワイエは「外庭」をイメージ。「外庭から部屋に入る」というストーリー性を重視したという

    1階ホワイエ

  • 食事は利用者の要望に合わせたメニューを提供。希望に応じてオリジナルデザートも制作する。また、ホテル外部でのケータリングサービスもおこなっており、サンドウィッチやコールドカナッペ、菓子などを提供するという

    ケータリング