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パプアニューギニア、素朴でユニークな自然と文化、戦跡も

  • 2016年8月30日

 7月に成田/ポートモレスビー線を週2便に増やしたニューギニア航空(PX)は、増便に先立ち旅行会社と本誌をパプアニューギニアに招き、主要観光地を訪れるファムツアーを実施した。6泊8日で沿岸部のマダンとラバウル、高地のゴロカを周るもので、同国を代表する海と山のデスティネーションに加えて、プリミティブでユニークな伝統文化や、太平洋戦争の戦跡などをアピールすることがねらい。ここではその魅力の一部を紹介する。

  • パプアニューギニアの国内には手つかずの土地が多く残る。写真は北部の都市マダンに近い丘から見下ろしたジャングル

    ジャングル

  • 中央高地の都市ゴロカから近いアサロ渓谷。尖った屋根の家屋が印象的。近くの村ではアサロ名物の「マッドマン」によるパフォーマンスを見ることができる

    渓谷

  • マダン沖の無人島。透明度が高いパプアニューギニアの海は、オーストラリアなどから多くの観光客を集めている。一般的なダイビングだけでなく、沈船などを見物する「レックダイビング」の人気も高い

  • ドルフィンウォッチングに適したスポットも多い。写真は北部のシンプソン湾でボートと競争するイルカ

    イルカ

  • ラバウル近郊の「ラポポ・プランテーション・リゾート」から見る夕日。夕日の美しさも観光資源だ

    夕日

  • パプアニューギニアでは独特な仮面文化が発展した。祭りやショーなどに限らず、ホテルのインテリアなどにも使用され、旅行者に強い印象を残す

    仮面

  • 首都のポートモレスビーの近代的なホテルにも巨大な仮面をつけた像が。これらのプリミティブなアートや、色黒で縮れ毛の現地人の容姿から、この国に「アフリカのような雰囲気」を感じ取った参加者も多かった

    仮面

  • アサロ渓谷の村で見られる「マッドマン」のパフォーマンス。部族間抗争に敗れた男が川に潜んで泥まみれになり、その姿を見た敵が亡霊と勘違いして逃げたという伝説に基づく

    マッドマン

  • 食材を地中で加熱する伝統料理の「ムームー」。イモ類や鶏肉などを熱した石と一緒に埋める

    ムームー

  • 地中から掘り出してバットに盛り付けたムームー。シダ植物や木の葉なども食べる。味付けはないが、観光客には塩が提供される

    ムームー

  • ゴロカの市場。サツマイモ、タロイモ、ヤムイモなど、イモ類は種類も量も豊富

    市場

  • 市場では色とりどりの毛糸が大量に売られている。国民的な人気の手編みバッグ「ビルム」の材料として使われる

    市場

  • 手編みバッグの「ビルム」はカラフルで土産物としての人気も高い。庁舎の柵が陳列用に使われている

    ビルム

  • マダン近郊の村で粘土から素焼きのカメなどを作る女性たち。すべて手作業だが、きめの細かい仕上がりに驚く

    工芸品

  • ゴロカ近郊の村の、伝統的な装いに身を包んだ人々。華やかな髪飾りはパプアニューギニアのシンボルであるゴクラクチョウの羽根を使用している

    民族衣装

  • ゴクラクチョウは国のシンボルとして輸出用ビールの缶に描かれている。そのほか、ニューギニア航空のロゴなどにも使用されている

    ゴクラクチョウ

  • ゴロカ空港の前で、亡くなった村人が移送されてくるのを待つ人々。弔意を示すために顔や自動車に泥を塗っている

    風習

  • パプアニューギニアには各地に太平洋戦争の戦跡が残る。写真はマダンの街に放置された戦車。米国軍のものと見られている

    戦車

  • 国内の至るところに日本軍の防空壕が残っている。写真はマダン沖の小島に残されたもの

    防空壕

  • 太平洋戦争中のラバウルには日本軍の前線基地が置かれていた。写真は上陸艇が格納されたまま保存されている「大発洞窟」

    上陸艇