仏・パリとJATA認定「美しい村」の魅力-景色やワインを堪能

  • 2016年2月4日

 2015年11月13日にパリで起きた同時多発テロ事件以降、フランスなどの欧州諸国に対する治安面の不安が一般メディアなどで大きく取り上げられ、日本人の旅行需要の減少に拍車をかけている。こうしたなか、日本旅行業協会(JATA)は1月14日から20日にかけて、フランスやベルギーを訪問する視察旅行を実施。フランスではパリに加えて、JATAの「Team EUROPE 観光促進協議会(チーム・ヨーロッパ)」が「美しい村30選」で選んだ、ミディ・ピレネー地方のサン・シル・ラポピーとアルザス地方のリクヴィルを訪れた。今回は視察ツアーで訪れた現地の様子を写真で紹介する。

取材協力:日本旅行業協会、フランス観光開発機構、パリ・イルドフランス地方観光局、パリ観光・会議局、ミディ・ピレネー地方観光局、アルザス地方観光局、エールフランス航空、アコーホテルズ
取材:本誌 栗本奈央子

  • パリの凱旋門には、通常通り観光客の姿が多く見られた。車窓観光で立ち寄る大型バスも

    凱旋門

  • 視察では、キャトル・ル・スー・ザン・パラプリュイ社による、「シトロエン2CV」乗車ツアーに参加し、市内の主な観光地を車で巡った

    シトロエンツアー

  • ルーブル美術館のガラスのピラミッド。沢山の観光客が訪れていた

    ルーブル美術館

  • エッフェル塔の入り口。足元にある入口に並ぶ団体客の姿もあった

    エッフェル塔

  • シトロエン2CVは2名乗り。天井が開いているため、とても見晴らしがよい。小回りがきくため、狭い路地にも入ることができる

    シトロエンからの眺め

  • 南仏・グラースの香水メーカー「フラゴナール」の博物館では、香水の歴史などを学ぶことができる。見学後には数種類の香水を試す機会も

    フラゴナール香水博物館

  • 視察では、11月のテロ事件で約90人の犠牲者を出したバタクラン劇場を訪問。前の広場で献花をおこなった

    バタクラン劇場

  • バタクラン劇場前の広場には、花とともに世界各国の国旗などが並ぶ

    献花

  • ミディ・ピレネー地方の首府のトゥールーズ。旧市街に並ぶレンガづくりの建物の姿から「バラ色の町」と呼ばれている。写真は市庁舎

    トゥールーズ

  • トゥールーズから約100キロメートル北上すると、ロット川に囲まれたカオールの町がある。世界遺産に登録された、14世紀に建造されたヴァラントレ橋には、橋の建築に由来する悪魔の彫刻がある

    カオール

  • カオールはマルベック種の濃厚な赤ワインで有名。通称「黒いワイン」と呼ばれるワインは、町のインフォメーションセンター「ヴィラ・カオール・マルベック」で試飲できる

    カオールの「黒いワイン」

  • カオール地方はトリュフの名産地。ワイナリー「Château de Haute-Serre」のレストランではトリュフを削り、バターを塗ったパンにかけて食べる産地ならではの食べ方も

    トリュフ

  • JATAの「美しい村30選」に選ばれたサン・シル・ラポピー。ロット川沿いにある美しい村だ

    サン・シル・ラポピー

  • 人口約200人、面積約2000ヘクタールのこじんまりとした村は、1時間半程度かけてのんびり散策するのがおすすめ

    サン・シル・ラポピー

  • 斜面に沿って家が並ぶ。芸術家達によるアートギャラリーやアトリエもある

    サン・シル・ラポピー

  • サン・シル・ラポピー付近にある洞窟「ペッシュ・メルル」。先史時代の壁画が残る。馬の絵の横には手形が

    ペッシュ・メルル洞窟

  • クリスマスマーケットで有名なストラスブールはアルザス地方の玄関口。1月中旬に訪問したにもかかわらず、クリスマスのイルミネーションが残されていた

    ストラスブール

  • 木骨組みの民家などが並ぶ旧市街は、イル川の中洲にある。1988年に世界遺産に登録された。写真は川沿いにあるホテル「Régent Petite France & Spa」からの眺め

    ストラスブール

  • ストラスブールから車で南西に45分程度のリクヴィル。JATAの「美しい村30選」に選ばれた「アルザスの真珠」と呼ばれる美しい村で、15世紀から16世紀かけての古民家が残る

    リクヴィル

  • リクヴィルは白ワインで有名な「アルザス・ワイン街道」の途上にあり、村の外にはワイン畑が広がる。「ドメーヌ・ドゥ・ラ・トゥール・ブランシュ」では、17世紀からワインを醸造している

    リクヴィル