「JAL SKY NEXT」導入開始、全座席を本革に-LEDによる演出も

  • 2014年6月3日

 日本航空(JL)はこのほど、国内線の新仕様機「JAL SKY NEXT」初号機として、ボーイングB777-200型機をプレス向けに公開した。従来のファーストクラスに加え、新たに普通席とクラスJにも本革を採用したほか、LED照明などを導入して機内インテリアを一新したもので、5月28日の羽田/福岡線3便から運航を開始している。今後は8月以降、B777-300型機などに導入を開始して、77機を改修。就航路線を順次拡大していく予定だ。今回は、イメージを一新した機内の様子を紹介する。

  • この日公開された機材はボーイングB777-200型機。5月28日の羽田/福岡線3便を皮切りに導入を開始し、今後は国内線の77機を順次改修して、導入路線を増やす

    B777-200型機

  • 座席配列は3-4-3。黒とワインレッドの2色を基調としている

    普通席 座席配列

  • 「JAL SKY NEXT」では普通席にも高品質な本革を採用。表面にステッチラインを入れたほか、クッション形状に工夫を加えて、滑りにくさと安定感を高めている

    普通席 シート

  • シートは形状をスリム化し、膝まわりのスペースを従来と比べて最大5センチ拡大している

    普通席 シート

  • 足元部分。シートのスリム化により、快適さを向上させている

    普通席 シート

  • 着席時のイメージ。シートについては形状のスリム化だけでなく、重量の軽減にも成功したことで、消費燃料の削減を実現できたという

    普通席 シート

  • 機内照明はLED化し、複数の照明パターンを準備。フライト中の時間帯や季節の変化に応じた演出をおこなう。写真はピンク色の「さくら」

    LED照明

  • LEDによる照明パターン。写真は青色の「なつぞら」

    LED照明

  • LEDによる照明パターン。写真は緑色の「わかば」

    LED照明

  • 普通席より1000円高い「クラスJ」の配列は2-4-2。手頃な追加料金でより快適なフライトを楽しめる

    クラスJ 座席配列

  • 普通席と同様、クラスJにも高品質な本革を採用。黒と赤の2色を基調としている

    クラスJ シート

  • クラスJのシートピッチは平均97センチ。普通席よりも約18センチ広く設定されている

    クラスJ シート

  • ファーストクラスの仕様は従来通りで、座席配列は2-2-2。今秋からはB767型機にも導入する

    ファーストクラス

  • 白い本革と木目調のシート、えんじ色のカーペットは、普通席およびクラスJと雰囲気が大きく異なる

    ファーストクラス

  • 機体には「JAL SKY NEXT」のロゴが。今回のプロジェクトのスローガン「Welcome! JAL New Sky」も記されている

    機体のロゴ