ヨーロッパ鉄道の旅の魅力-イタリアの新高速列車も

  • 2013年1月24日

 ヨーロッパ旅行の魅力を増す要素のひとつに、高速鉄道での旅があげられる。途中下車をしながら都市から都市へ移動し、それぞれの町の魅力を楽しむ。空路での旅行とは違った、細やかな変化にも気づくのも鉄道の旅ならではだ。レイルヨーロッパが2012年11月下旬から実施したFAMツアーでは、スペイン、フランス、イタリアの7都市を訪問。ミラノ/ローマ間は今年4月に運行を開始したNTVの「.italo」も体験した。今回は、鉄道で辿ったヨーロッパの旅の魅力を写真でレポートする。

取材協力:レイルヨーロッパ、トルコ航空
取材:戸谷美津子

  • ピンチョスは小さく切ったパンに料理を載せた料理。スペイン北部が本場だがバルセロナの街角でも食べられる。会計は楊子の数で数える

    バルセロナのピンチョスレストラン

  • 1900年から1914年に建造された。ガウディのめざした自然と調和した総合芸術というテーマが色濃く繁栄されている

    ガウディ作「グエル公園」

  • ガウディの「グエル公園」には世界一長いベンチと称される、美しいタイルのモザイクのベンチがある

    世界一長いベンチ?

  • バルセロナにはガウディの作品も含め、アールヌーボー建築が多く残っている。曲線と花で装飾されたこのアパートもその1つ

    夕日に映えるアールヌーボー建築

  • クリスマスを控え人々でにぎわっていた。駅前では11月最終の土日からクリスマスマーケットがオープンする

    モンペリエのコメディ広場

  • モンペリエのレストラン「タマリロス」では前菜、メインディッシュ、デザートすべての料理にエディブルフラワーを使い、目と舌を楽しませる

    花をあしらった美しい料理

  • よく見ればこの付近は禁煙区域。先が折られたタバコというユーモラスなオブジェが効果的だ

    パリ・リヨン駅の巨大なタバコ

  • パリ・リヨン駅でチョコレート色のTGVを発見。入り口でホットチョコが配られ、中はチョコレートの展示館。パリ・リヨン駅を皮切りに周辺の駅を回るという

    チョコレートのTGV

  • セーヌ川を行くクルーズはさながら「動く美術館」。次から次へとパリの観光名所である美しい建物が現れる

    「バトー・ムッシュ」のクルーズ

  • リヨンのフルヴィエールの丘にある遺跡。1200年前の円形広場に立つと、まるでタイムスリップした気分になった

    フルヴィエールの丘にある遺跡

  • 古くから交易の中心で、イタリアの食文化がいち早くもたらされたこと、さらに食文化を発展させる経済の基盤があったことから「美食の街 リヨン」が誕生した

    リヨンのグルメ街

  • フルヴィエールの丘に建つノートルダム・ド・フルヴィエール大聖堂。120年前、悪病を撲滅するため市民の寄付によって建てられた。右端には金色に輝くマリアの像があり、内部はモザイクの壁画が美しい

    ノートルダム・ド・フルヴィエール

  • シックな色合いに輝く冬のトリノの街。街にはトラムが走っており、ディナーを提供するトラムもある

    トリノの夜景

  • クリスマスを迎えるアドベント・カレンダーがトリノ王宮広場に登場。めくられた所にあるのは可愛らしい子供の絵

    トリノのアドベント・カレンダー

  • イタリアの新高速列車「.italo」のカテゴリーは「Club」「Prima」「Smart」の3つ。写真は「Prima」。ゆったりしたシートと通路が特長の、シンプルでスタイリッシュな空間だ

    イタリアの新高速列車「.italo」

  • まるでエアポートのように広くてモダンなローマ・ティブルティーナ駅。リニューアルが完成し、あとは2階にショップが入るのを待つのみだ

    ローマ・ティブルティーナ駅

  • 「.italo」の停車駅にはインフォメーションセンター「casa italo」があり、「Club」の乗客のみ使用できる待合室を併設している

    インフォメーションセンター「casa italo」

  • 「世界で最も美しい鉄道駅」と称されるミラノ中央駅。イタリアではローマ・テルミニ駅に次ぐ乗降客がある。ほとんどのユーロスターが発着するヨーロッパ鉄道の要駅の1つだ

    ミラノ中央駅