アマゾン流域のロッジに泊まり、アクティビティを体験する

  • 2011年1月29日

 ペルーはアンデスなど高地のイメージが強いが、実は国土の6割はアマゾンの熱帯雨林だ。アマゾン観光の拠点になるイキトスは、日本から最もアクセスのよいアマゾンの都市。そこから高速船に乗って本流・支流を遡ると、旅行者用のロッジが点在している。今回はイキトスから最も近いロッジに1泊し、ガイドの案内で、アマゾンならではの数々のアクティビティを体験した。 


 取材協力:ペルー政府観光局、ラティーノ 取材:戸谷美津子

  • イキトスから高速船に乗って約1時間。時折ピンクイルカが水面に姿を見せるアマゾン支流を遡り、ロッジに到着。雨季には桟橋の階段の途中まで水かさが増す

    高速船とロッジの入口

  • 広々とした敷地には熱帯雨林と花々が茂り、素朴ながらも清潔なコテージが点在している。時折猿の親子が姿を現す

    宿泊棟

  • 部屋はシンプルで清潔だ。冷房はないが天井にファンが回り、シャワーがある

    コテージの部屋

  • 素朴な作りのレストランは、夜はバーを兼ねる

    レストラン棟

  • プールとジャグジーは、朝8時30分から夕方6時30分まで使用可能。ジャングル・ウォークで汗をかいたあとのひと泳ぎがおすすめ

    プール

  • 庭にはハンモックをいくつも備えたハンモック棟がある。ハンモックに揺られながらアマゾンの流れ眺めていると、次第に日常が遠のきリラックスする

    ハンモック棟

  • 敷地内は手入れが行き届いており、色鮮やかな熱帯の花がたくさん咲いている

    庭の花

  • 食事は3食バイキング形式。このほかにフルーツやケーキもあり、メニューは平凡だが「日本人に合った味」と評判は上々

    ロッジのランチ

  • ロッジの裏手には熱帯雨林が広がっている。1時間ほどのウォーキングは道も整備され、手軽にジャングルの雰囲気が楽しめる

    ジャングル・ウォーキング

  • さまざまな木が生い茂る熱帯のジャングル。こんな巨木がいたるところにある

    ジャングル・ウォーキング

  • 10人乗りのボートでアマゾンを遠足。川岸に植えられたトウモロコシや、川で洗濯をする女性など、アマゾンの暮らしを垣間見ることができる

    ボートでアマゾンを走る

  • 流域の住民の食生活は魚とバナナが主食。家族総出で漁をする様子も多く見られた

    漁をする家族

  • ガイドの妹が住む村を訪れた。学校、教会、ジャム工場をそなえた小さな村で、民家は川の増水と湿気を考慮した高床式だ

    村の民家

  • バナナなどの果物、魚、肉など食材を中心に、衣類、薬、雑貨など何でも売っている。バナナだけでも緑、黄色、オレンジと何種類もある

    町の市場

  • 赤ちゃんの愛くるしい笑顔と、子供を慈しむ母の微笑みは万国共通だ

    市場の親子

  • ヤグアス族は通常100人から200人のコミュニティで暮らしている。宣教師の教育により、子供たちは多少のスペイン語を解す。男性は腰みの、女性は赤い布を身につけているのが特徴

    ヤグアス族の人々

  • 赤い顔料は蚊よけの薬。小さなこどもたちはオウムやアイアイなどをペットにしている

    ヤグアス族の子供たち

  • 猟には今でも吹き矢を使っている。参加者も10メートル離れた的をめがけて体験した。吹き方を会得すれば命中率は高い

    吹き矢

  • ホテイアオイが咲く浅瀬でピラニア釣りを体験。8人で30分、12匹釣り上げた。鋭くとがった歯は、吹き矢の矢を研ぐのに使われている

    ピラニア釣り

  • 釣り上げたピラニアをフライにしてもらった。体長10センチほど小さな魚は淡白でクリスピー

    ピラニアのフライ