ルフトハンザのA380、エアバスと共同開発の新設備も

  • 2010年7月30日

 ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)は6月11日から、フランクフルト/成田線にエアバスA380型機を導入した。日本/欧州間で初のA380型機が運航する定期便だ。これにともない、LHは6月16日から21日の期間、メディアを対象にした搭乗体験プレスツアーを実施。エアバスと共同開発した機内デザインや設備を披露するとともに、照明など世界初となる多くの技術を紹介した。座席数は計526席でアッパーデッキ(2階)にはファーストクラス8席とビジネスクラス98席、メインデッキ(1階)にはエコノミークラス420席を配置する。


文・取材:寺田直子/トラベルジャーナリスト
撮影:今井聡志

  • 成田空港のA380専用のブリッジ。メインデッキとアッパーデッキに直接、搭乗するため2本のブリッジが用意される

    成田のA380専用ブリッジ

  • メインデッキ(1階)はエコノミークラスのみで420席、3-4-3で配列。シートピッチは79センチ

    メインデッキ

  • エコノミークラスのマルチメディアスクリーン。日本語を含む10ヶ国に対応する

    マルチメディアスクリーン

  • エコノミークラスのUSB接続口はアームレストの裏側にあり、上げて使用する

    エコノミーにもUSB接続口

  • メインデッキとアッパーデッキへと上がる階段。飛行中はエコノミーから上に上がれないように閉じられる

    アッパーデッキへの階段

  • ビジネスクラスはアッパーデッキ(2階)に98席。全長2メートルのビジネスクラスのシートは快適性・利便性が向上している

    ビジネスクラス

  • ビジネスクラスのシートピッチは145センチから152センチ。リクライニング角度は168度

    ビジネスクラス

  • ビジネスクラスはシート間に電源、USB接続口を配置。今年中を目標に機内インターネットサービスを再開する予定だ

    ビジネスクラス

  • 成田発ビジネスクラスの機内食(前菜)。パークハイアット東京のシェフ、大江憲壹郎氏とステファン・ムゥット氏が監修する

    ビジネスクラスの機内食

  • 成田発ビジネスクラスの機内食(メイン)

    ビジネスクラスの機内食

  • A380機材でのサービスを習得したCAたちが搭乗。ボーイングB747型機よりも1.5倍に増えた座席に対応するスピーディさが求められる

    LHのCA

  • ビジネスクラスのトイレの一部には窓が備わり、明るく開放的なムード

    ビジネスクラスのトイレ

  • ファーストクラスは、アッパーデッキに1-2-1の配列で8席。オットマンの下は収納スペース

    ファーストクラス

  • ファーストクラスのシート用リモコン。プライバシースクリーン操作もワンタッチでこなせる

    ファーストクラス

  • フルフラット時のファーストクラス。医療関係とコラボレーションした枕、マットレス、ブランケットを用意する

    ファーストクラス

  • ファーストクラスのトイレは通常の3倍の広さ。男性用の便器も設置されている。右側の扉をスライドして開閉する

    ファーストクラスのトイレ

  • フランクフルト到着後に利用できるビジネスクラス、ファーストクラスおよびMiles & More上級会員専用のラウンジ。空港を離れる前に朝食、シャワーなどでリフレッシュが可能

    フランクフルト空港のウェルカムラウンジ

  • 到着後のラウンジ内に設けられたシャワー室。シャワーを浴びている間に背広のプレスをしてくれるサービスがある

    ウェルカムラウンジ内のシャワー室

  • リクエストすると日本人スタッフによるガイドサービスを利用することができる。人数によって料金が異なり、1名から5名利用の場合、料金は50ユーロ

    ガイドサービス

  • A380型機は2010年8月1日までは週3便(月・水・土曜日)、8月2日以降はデイリーで成田/フランクフルト間を運航する

    A380とLHスタッフ