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クルーズ客船の概念を覆すアリュール・オブ・ザ・シーズ

  • 2011年3月11日

12月5日に就航したアリュール・オブ・ザ・シーズ(アリュール)は今後1年間、フォート・ローダデールを起点に東・西カリブ海クルーズを交互に運航する。その巨大な船体は、「動くリゾート地」「動く街」と呼ぶのがふさわしい。緑豊かな公園やショップが連なるアーケード街、大迫力の円形劇場を設け、もはや船を感じさせないのだが、だからこそ逆にクルーズそのものの魅力の幅が広がったともいえる。旅行好きにこそアピールしたい内容を、22万総トンの船体に詰め込んだアリュール。クルーズが初めての客層にも提案したい。


取材協力:ロイヤル・カリビアン・インターナショナル
取材:竹井智

  • アリュールはまさに「動くリゾート」「動く街」の名がふさわしい。船尾には円形劇場、デッキの青い部分はサーフィンができる「フローライダー」、緑の部分はミニゴルフ場。中央は吹き抜けで洋上公園やボードウォークがあり、バルコニー付きの内側客室もある

    アリュール船体

  • アリュールと同等のオアシス・クラスには、吹き抜けを利用した洋上公園「セントラル・パーク」がある。ここに植えられた草木はすべて本物

    セントラル・パーク

  • ロイヤル・プロムナード。文字どおり「アリュール・オブ・ザ・シーズ」の目抜き通り

    ロイヤル・プロムナード

  • 船尾にある円形劇場「アクアシアター」。右手側の灰色の部分はロッククライミング用ウォール

    アクアシアターとウォール

  • 船上でサーフィンが楽しめる「フローライダー」。円形劇場の上のデッキにある。反対側ではボディーボードを楽しんでいた

    フローライダー

  • かなり本格的(?)な、パターゴルフ場。反対側はバスケット・ボールなどが楽しめるスポーツ・コートになっている

    パターゴルフ場

  • デッキ最前方には、大人のための空間「ソラリウム」がある

    ソラリウム

  • 夜間は照明効果がとても美しいセントラル・パーク

    夜間のセントラル・パーク

  • オリジナルのメインショー「ブループラネット」。3層吹き抜けのシアターで上下の空間を利用した見せ方は迫力十分。地球環境の大切さを訴える内容だ

    メインショー

  • アクアシアターのショーでは、高所からの飛び込みやシンクロナイズドスイミング、水中バレエの要素を取り入れている

    アクアシアターのショー

  • 3層にまたがるメイン・ダイニング。カップル向けの2人用から写真のような10人用まで、さまざまな種類のテーブルが用意される

    メイン・ダイニング

  • スタンダード・クラスを標榜するRCIだが、そのサービスレベルは必要にして十分。メイン・ダイニングにて

    メイン・ダイニング

  • バーがまるごと上下する「ライジング・タイド・バー」。まるで宇宙船のようなデザイン

    バー

  • 大人気のメキシコ料理レストラン「リタズ・カンティーナ」。常に順番待ちができていた

    メキシコ料理レストラン

  • アジア料理レストラン「いずみ」。和食も用意しており、巻き寿司だけでなく握り寿司も提供する

    アジア料理レストラン

  • ホットドッグを提供する「ドッグ・ハウス」。メニューに応じて、数種類のソーセージを揃える本格派

    ドッグ・ハウス

  • アリュールのゴッドマザー(名付け親)は、ドリームワークス製作の映画「シュレック」のフィオナ姫が務めた。3Dアニメのキャラクターがクルーズ客船のゴッドマザーになるのは初のこと。左からRCI社長のゴールドウィン氏、RCI会長のフェイン氏、フィオナ姫、船長のジーニ氏

    フィオナ姫

  • ロイヤル・プロムナードで催されたパーティ。このほか、ドリームワークスのキャラクターが行進したり、大道芸人が現れたりと、様々なイベントが行なわれる

    パーティ

  • ジュニアスイート 客室タイプの豊富さも、アリュールの自慢。家族向きの4人定員の部屋も多数ある。これはジュニアスイート・バルコニー付き

    ジュニアスイート

  • あまりにも大きいため、各フロアのエレベーターホールには、タッチパネル式の案内が設けられている。客室の位置から各レストランの混雑状況まで、簡単明瞭に把握できる

    タッチパネル式案内