クルーズ客船の概念を覆すアリュール・オブ・ザ・シーズ
12月5日に就航したアリュール・オブ・ザ・シーズ(アリュール)は今後1年間、フォート・ローダデールを起点に東・西カリブ海クルーズを交互に運航する。その巨大な船体は、「動くリゾート地」「動く街」と呼ぶのがふさわしい。緑豊かな公園やショップが連なるアーケード街、大迫力の円形劇場を設け、もはや船を感じさせないのだが、だからこそ逆にクルーズそのものの魅力の幅が広がったともいえる。旅行好きにこそアピールしたい内容を、22万総トンの船体に詰め込んだアリュール。クルーズが初めての客層にも提案したい。
取材協力:ロイヤル・カリビアン・インターナショナル
取材:竹井智