中部と名古屋小牧のビジネスジェット専用施設

  • 2016年9月20日

 全国の空港に先駆けて、ビジネスジェット機の誘致に取り組んでいる中部国際空港と名古屋空港(名古屋小牧)。中部は2008年に、名古屋小牧は05年に、それぞれ専用ターミナルを開業している。政府が外国籍機の受入環境の整備などを進めるなか、地方空港でも利用増が期待されるビジネスジェットについて、今回は中部地方の2空港の関連施設を写真で紹介する。

  • 名古屋小牧の専用ターミナルは旅客ターミナルビルの北端に位置する。運用時間は7時から22時まで

    名古屋小牧の専用ターミナル

  • ビジネスジェット専用ターミナル用の駐車スペース。空港への道沿いにはターミナルへと誘導する看板もあるため簡単にたどり着ける

    駐車スペース

  • 入口の入ってすぐに国内線の出発口、奥に国際線出発口とCIQ施設がある。専用ターミナルの使用料は1時間1万1700円

    専用ターミナル入口

  • 乗客用のラウンジにはテレビのほか英語の雑誌を用意。無料のWiFiサービスも

    ラウンジ

  • 手前が税関、奥が植物検疫所と動物検疫所。とてもコンパクトな作りだ

    CIQ施設

  • 乗客の動線の外に、乗務員用のスペースを設けている

    乗務員用の待合スペース

  • 国際線と国内線の出口。すぐ目の前が車止めになっている。駐機スポットまではわずか約70メートル

    出口

  • ターミナル前には駐機用に6スポットを用意。11年に北側のエプロンに増設した3スポットとあわせて、9機まで駐機できる

    駐機スポット

  • 駐機中のセスナ・サイテーション・ソブリン-C680型機。ボーイングB747型機レベルの大型ビジネスジェット機も駐機できる

    駐機スポット

  • 名古屋小牧では朝日航洋と中日本航空の2社がビジネスジェットのハンドリングを実施。写真は朝日航洋の中部航空・ビジネスジェット事業支社の格納庫

    格納庫

  • 朝日航洋は事業支社内にVIP用のラウンジを用意。イベントに利用する場合も

    VIP用ラウンジ

  • 右手奥の白い建物が、中部国際空港のビジネスジェット専用格納庫。旅客ターミナル北側にある貨物地区のさらに北側に位置する

    中部の格納庫

  • 格納庫の面積は約5476.5平方メートルで、ガルフストリームG550が5機駐機できる広さ

    格納庫

  • 格納庫は月極利用に加えて、1時間からの短時間利用も可能。写真のガルフストリームG650型機の場合、利用料は1時間あたり7200円。なお、ビジネスジェット機の駐機は搭乗橋のないオープンスポットであればどこでも利用できる

    格納庫

  • 旅客ターミナルビルの一角にあるビジネスジェット専用ターミナル。ターミナルまでは空港内を車で移動するため、一般の旅客とは動線が異なる

    専用ターミナル

  • 手荷物検査用の施設。パイロットが必要ないと判断した場合は利用しない場合も

    専用ターミナル

  • 手荷物検査後はCIQエリアを通過。利用時は、一列に並んだ机の上に税関、入国管理局、検疫所の職員が数名待機する

    専用ターミナル

  • 専用ターミナル内には簡単な休憩スペースもあるが、利用者は短時間で通過することが多いという

    休憩スペース

  • 専用ターミナル以外にも、空港内にはビジネスジェットの搭乗客が利用できるラウンジが複数ある。写真はそのうちの1つ

    VIPラウンジ

  • 6名用の小さなラウンジ。ラウンジは利用者のリクエストにあわせて提供する

    VIPラウンジ