アコーホテルズが新築で昨年11月26日開業した「メルキュール東京羽田エアポート」は、羽田空港から11分、京浜急行電鉄大鳥居駅から徒歩約5分。また、午前中は第3・第1ターミナルまで、夕方5時半から夜半は第1・第3ターミナルから空港送迎シャトルバスもある。エントランスを一歩入ると、デザイン性の高いアートワークが旅立ちの前から非日常な空間に誘う。
全363室は、スーペリアとプレビレッジの2タイプ(それぞれにツインとキングがある)とバリアフリー設計のユニバーサルルーム(4室)で、24m・25㎡とゆとりがあり、レストラン&バー、ジム、会議室を備える。ラウンジは一般向けとクルー(乗務員)向けの2種類、別料金だが宿泊の前後に利用できるシャワールームがあるのがエアポートホテルらしく便利だ。
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エントランスを飾る様々なアートワーク。東京と地元大田区の過去や未来を象徴する和洋のモチーフで、ホテルのコンセプトは「東京エクレクティク」(折衷の意)である。
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1階のグループ用チェックインカウンターにはコンセントもある。壁の茶碗はアートだが、ドリンクをオーダーしてちょっとした仕事なども。
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フロントの横には、羽田空港の発着状況を示すパネルがある。ほかに外貨両替機も。
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レストラン&バーは「東京エクレクティック」をテーマに、日本の伝統的なお茶屋をモダンでスタイリッシュな空間に仕上げている。
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遊び心のあるインテリアとして、レストラン&バーの一角に置かれたテーブルサッカーに興じるゲストも多い。
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プリビレッジキング、24㎡。プレビレッジツインは25㎡。レジデンシャルな感じで落ち着いて過ごせる。
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42室中32室のプレビレッジキングはバスタブ付き。シャワーもバスタブインではなく、洗い場に余裕もある。
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各階のエレベーターホールには、水屋を思わせるインテリアの中に、階数表示などのアートが置かれてとてもスタイリッシュ。
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スーペリアキング、24㎡。オレンジで和モダンなアクセントのインテリア。
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スーペリアツインは、レインシャワー付きのシャワーのみ。明るいライトが囲むミラーやタイルのインテリアがおしゃれ。
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一般のゲスト向けのラウンジ。飲食の提供はないが、様々なタイプの椅子が置かれてくつろげる。
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ラジオ、電話機やゲームなど日本のもの作りを象徴するアートワークがラウンジの壁を飾る。大田区は、こうしたもの作りを支える工場も多い。
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航空会社のクルー(乗務員)向け専用ラウンジ。提携航空会社が利用。
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14人まで入れるスタイリッシュな会議室のテーブルにはOAタップも、他に6人用1室、5人用1室がある。
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ゲストラウンジはオープンな作り。吹き抜けの廊下からエントランスを見下ろすと、ここにももの作りを象徴するような様々なアートワークが飾られている。
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1階のレストラン&バーは奥まで広がっており、朝食も含め外来利用可。レストランの「ブラッスリー サンヴォレ」は、モダンフレンチ。
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「ブラッスリー サンヴォレ」の夕食のコースの前菜。前菜・メイン・デザート・パン・コーヒー/紅茶で4,000円。
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朝食は、和洋のビュッフェ2,500円で、焼きたてパン、フルーツにサラダ、和惣菜のほか箱型に白飯を入れて作るおにぎりなども。平飼い卵など素材もこだわっている。
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2階にあるシャワールーム。30分1,100円でチェックイン、チェックアウトに利用可能。
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「メルキュール東京羽田エアポート」の総支配人 猿丸新二氏は「羽田エリア初のインターナショナルホテルチェーンのホテルとして日本の伝統とメルキュールらしいヨーロピアンスタイルが交わった、新しくも少し懐かしいデザインで快適にお過ごしください」と語る。