北海道新幹線の駅開設予定もあり、再開発が進む創成イースト・エリアにあって、地下鉄バスセンター前駅から徒歩5分。サッポロファクトリーに近接して2024年1月30日に開業したのが「ホテル創成札幌 Mギャラリー」だ。
仏アコーホテルズのプレミアムブランドで「21世紀に生まれ変わる開拓使時代の邸宅」 をテーマにしたホテルデザインが際立つ。エントランスにはビールの原料であるホップをモチーフにした立体彫刻が立ち非日常に誘う。ホテル1階のレストランやバーラウンジは、”開拓使の社交場”をイメージ。落ち着いた緑や深い紫をベースにした118室の客室は、開拓使が外国から輸入した品々から着想を得たインテリアに、北海道や当時の日本を思わせるアクセントも。西洋と和、過去と現在が交わる個性的な空間での滞在は格別だ。
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日本人の手による本格的なビール工場「開拓使麦酒醸造所」があった歴史ある地で、30年近く親しまれた「ホテルクラビーサッポロ」をフルリノベーションして誕生。
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エントランスのアイコニックな立体彫刻「野生のホップ」は、北海道開拓使とビール醸造の起源を表現。札幌を中心に活躍するアーティスト川上りえの作品。
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ヨーロピアンモダンなインテリアのロビーを飾るメダリオンのなかには、前身のホテルから引き継いだものも。
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ロビーからバーラウンジに向かう途中はギャラリーのようになっており、開拓使や北海道にちなむ書籍やアートが置かれる。アイヌ民族についての棚も。
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銅製のビール釜をモチーフにした暖炉が印象的なバーラウンジ。サッポロビールはクラシックはじめ北海道ならではの銘柄も。
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レストランとバーラウンジで提供されるシグネチャーカクテル「創成ポラリス」。ジンベースで五稜星を思わせる星型の氷に美しいハスカップワインの色が映える。ノンアルコールもあり。
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はまなすスイート、58㎡。落ち着いたヨーロピアンモダンなインテリアに開拓使時代を思わせるモチーフも。デスクを照らすはまなすの形のライト。
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はまなすスイートのベッド。ピローセットがアコーらしい。創成川の歴史をテーマにした日本画が飾られるなど和のニュアンスも。
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ペンダントライトは、開拓使時代の事業のひとつでもあった香水の瓶をモチーフにしている。
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はまなすスイートには、こんなゆったりしたソファもあって、開拓使時代の邸宅のような雰囲気。
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ツインボールでゆとりのあるはまなすスイートのバスルームは、シックな黒大理石風。
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ゆとりのあるバスタブは対照的に白大理石風の壁、レインシャワーや水栓もゴールドでゴージャス。
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ソープやシャンプー類は、オーストラリアのオーガニックプロダクツ「グロウン・アルケミスト」の詰め替え式。アメニティはプラスチックではなく代替品使用。
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額のふちを組み合わせた作品。館内にはこのような印象的なアートがいっぱい。インテリアデザインはDesign Studio Crowによるもの。
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デラックス。39㎡のベッドルームには、クイーンサイズのベッドが2つ並ぶ。
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29㎡のスーペリアヘリテージビューでは、目の前にサッポロファクトリーの煙突が見える。
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ベッドサイドの壁は、開拓使時代の創成川エリアを描いた絵が飾る。
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コンセントや液晶スクリーンなどを備えながらもクラシックでくつろげる雰囲気のあるファンクションルーム。
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レストランは、日本人の手によるビール醸造所技師が学んだドイツのブルワリーにインスピレーションを得たデザイン。米や卵にいたるまで北海道の厳選された食材を使用。
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国内外のホテルで豊富なキャリアを持つ創成札幌 Mギャラリー総支配人の北原匡氏は「創成イーストの未来と過去を繋ぐホテル。インバウンド向けにも国内向けにも、他にない個性にご注目いただきたい」と語る。