仏アコーホテルズの「メルキュール東京日比谷」は、明治からの歴史を持つ帝国劇場など数々の舞台文化が花咲く場所に2023年12月19日にオープンした。
「劇場の舞台芸術」をコンセプトに、ロビーはカーテンに囲まれたかのようでドラマチック。ガラスの向こうに見える吹き抜けのレストラン&バー「ラ・セヌ(La Scene)」の天井は、パリ・オペラ座のトップダンサー「エトワール」をイメージするディスプレイが飾る。アールデコのデザインを取り入れ、落ち着いた照明の館内は、ゲストを一気にフランスの劇場でも訪れたかのような非日常に引き入れる。客室は、凝ったインテリアと窓辺のゆとりが寛げる。演劇や映画の世界を表現したエグゼクティブ・ラウンジではアペロタイムがなかなか楽しめる。
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JR新橋駅から徒歩約3分。劇場や映画館などが立ち、銀座も至近だが、ビジネスにも便利な場所だ。
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深いブルーや紫、カーテンがかかったようなデザインのロビー。ガラスの向こうにはレストランの天井を飾るディスプレイが見える。
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ルームナンバーのライトは劇場のドアライト、廊下のカーペットは映画フィルムの反射をイメージしている。
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スーペリアキング、22㎡。シックなカラーでゆったり休めるキングサイズベッドが入る。クッションなどのコーディネートがヨーロピアンな雰囲気。
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スーペリアツイン、22㎡。窓際の一段高くなったビューソファが印象的。スーぺリアタイプは全120室(4-9F)で40,000円〜。
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プリビレッジキング、22㎡。プレビレッジのタイプ(10-12F)は、56室でツインも22㎡。このクラス以上はエグゼクティブ・ラウンジへアクセスできる。56,000円〜。
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エグセクティブスイート、44㎡。デスクも入って落ち着いた空間でワークも。80,000円〜。
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プリビレッジとエグゼクティブスイートの壁面アートは、歌舞伎や能の伝統文様や舞台で使われるモチーフに着想を得たもの。
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エグゼクティブスイートのバスルーム。腰かけてメイクアップができる。ソープ類は英国発のエレメンタルハーボロジー、木製の歯ブラシなど環境に配慮したアメニティ。
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エグゼクティブスイートは、ゆったりしたソファが配され、舞台女優たちが描かれた刺繍画が壁を飾る。
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エグゼクティブ・ラウンジの前に並ぶ6体のオブジェは、映画に登場するマリリン・モンロー、オードリー・ヘップバーン、 ブリジット・バルドーらをイメージ。
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舞台照明を模したライトなど舞台文化にオマージュを捧げた雰囲気が魅力的なエグゼクティブ・ラウンジ。窓からは新幹線や在来線の行き交う様子が見える。
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エグゼクティブ・ラウンジのロングテーブルにはコンセントもあり、リラックスにもワークにも使える場となっている。同階にはフィットネスも設けられている。
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エグゼクティブ・ラウンジ、カクテルタイムにはスパークリングワイン、ワイン、タップ出しのクラフトビールなどバラエティに富む。おちょこを選んで楽しむ獺祭も。
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エグゼクティブ・ラウンジ、アペロのフードプレゼンテーション。丁寧につくられたフィンガーフードが並ぶ。
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広々したレストラン&バー「ラ・セヌ」には、日比谷野外音楽堂をオマージュした個性的なインテリアの8人掛け半個室や個室もある。
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「ラ・セヌ」のランチのコースから。磯の香りに洗練された味わいのブイヤベース。現在は朝食・ランチとも外来利用も可能で毎日。ディナーは金曜・土曜の営業。
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「ラ・セヌ」での朝食は、シリアル、サラダ、ペストリーなどハーフビュフェで、メインは、このベーグルやエッグベネディクト、和朝食を含む5種から選ぶ。
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重厚感のあるインテリアのミーティングルーム。会議だけでなくパーティなどにも使用可能。
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「メルキュール東京日比谷」の総支配人 鈴木通晃氏は「欧米中心にアコーメンバーには好評を頂いている。舞台文化の世界観とアコーブランドの認知を広めて、より多くのゲストに来て頂ければ」と語る。