2023年5月16日に鹿児島初の外資系シティホテルとして開業した「シェラトン鹿児島」(228室)。足湯のある大浴場や計5つのレストラン・バーを備え、モダンで高級感のある館内には大島紬や陶器など鹿児島らしい工芸品が飾られている。最寄りのJR鹿児島中央駅から車で約10分、送迎の無料シャトルもある。駅までは鹿児島空港からバスで約40分、新幹線を利用すると新大阪から約4時間と意外に近い。鹿児島県内・九州近県の観光地や屋久島や奄美大島など離島に出かけるベースとしての足回りもよい。また桜島は鹿児島港からフェリーでわずか15分ほどだ。そんな桜島が条件がよければ目の前に雄大な姿を見せる。客室名に「桜島」と入る部屋からも桜島の景観を望むことはできる。
取材:小野アムスデン道子
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鹿児島中央駅すぐで空港などへのバスが発着するターミナルに無料送迎シャトルが着くので便利。
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全228室で地上19階の規模。同時開業の複合施設「キラメキテラス」内のホテルとなる。
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吹き抜けにグリーンウォール。階段状にも席のあるロビーラウンジがおしゃれ。
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ロビーラウンジと隣接するカフェ「&More」。パブリックスペースには、オンラインミーティングにも使いやすい個室のようなブースが隠れている。
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壁面には、鹿児島神宮の香箱(モノクロはホテルオリジナル)や西郷隆盛の曾孫である陶芸家西郷隆文氏の作品も。
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桜島キング、35㎡。桜島の名がつく客室からは、このように雄大な桜島を望むことができる。
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寝心地のいいシェラトンオリジナルベッドのヘッドに描かれているのは霧島連山など鹿児島の山並みのイメージ。
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バスルームは広く感じるが、キングはウォークインシャワーのみ。228室中101室のダブル以上は、バスタブがある。
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バスタブは、ゆとりある広さ。シェラトンのGILCHRIST & SOAMES(ギルクリスト アンド ソームズ)社のバスアメニティ。
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桜島スイート、73㎡。ゆとりのあるリビング、テーブルにキングのベッドルーム。
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桜島インペリアルスイートのテーブル。プライベートにゆっくりと時間が過ごせそう。
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クラブラウンジのレセプション。鮮やかな2色の壁は大島紬の泥染め。L字型のラウンジで奥はプライベート感がある。
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地下1100mからくみ上げている温泉は、ナトリウム塩化物泉であたたまる。露天風呂、サウナ、水風呂も。
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湯上り処には、リクライニングチェアや足湯もあってくつろげる。
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鹿児島の食材を薪窯で焼き上げた料理が楽しめる最上階の「FLYING HOG GRILL」。ここからもこんな雄大な桜島が望める。夜景も美しい。
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鹿児島の魚介や黒豚、黒牛など豊かな食材を気軽なスタイルの和食で楽しめる居酒屋「SATSUMAGMA」。焼酎も取り揃える。
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オールデイダイニング「Daily Social」のブッフェディナーには、目の前で握ってくれる鮨や黒豚しゃぶしゃぶも。
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バー「VIVARIUM」では、地元のスピリッツや店内の温室のようなスペースで栽培したハーブや野菜を使ったカクテルも。
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「Daily Social」では、朝食にも鹿児島県産の魚の焼き物やさつま揚げ、桜島小みかんうどんなど、ローカルに寄り添う食も出ていた。
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シェラトン鹿児島総支配人戸田猛樹氏は「ホテルを通して『世界を鹿児島へ、鹿児島を世界へ』。地元業界とのきずなを深めつつ、鹿児島の魅力を発信していきたい」と抱負を語った。