【新規開業ホテル】雲仙地獄のパワーを間近に感じる 星野リゾートの温泉旅館「界 雲仙」

  • 2023年2月14日

 星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」の九州で5施設目、長崎には初進出となる「界 雲仙」が2022年11月25日に開業した。

 雲仙天草国立公園内の雲仙温泉にあり、雲仙地獄に面した立地を生かし、噴気の様子が一面にうかがえるロビーやアクティビティのパワーウォークが魅力。源泉かけ流しのあつ湯・ぬる湯と露天岩風呂のある大浴場と特徴的な客室は「客室付き露天風呂」と湯浴みに重き置いた造りで温泉を満喫できる。館内では、和(日本)、華(中国)、蘭(オランダ)の要素が混じり合う長崎文化が設えに表現されている。また、長崎が近代活版印刷発祥の地であることから、活字を組んで活版印刷機でカードに印刷する体験も提供している。

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取材:小野アムスデン道子

  • スーパーポテト設計の真っ白な外観。内装もモダンな中に異国情処のある長崎文化や周囲の自然を反映したデザイン。

    外観

  • エントランスからロビーを望む。湯煙りの流れを表現したフロアの向こうは全面ガラスで地獄のパワーを間近に見れる。

    ロビー

  • ロビーはそのままショップとトラベルライブラリーに繋がっており27mにわたって広々した窓の眺めを楽しめる。

    ロビー

  • 最上階にある1室のみの特別室は85㎡の広さでテラス付き。地獄の湯煙りをじっくり楽しめる。

    客室(特別室)

  • 特別室には4つのベッドが並び、ヘッドボードをオリジナルで制作された島原木綿が飾る。

    客室(特別室)

  • 湯煙りあげる地獄を見渡して、プライベートにゆっくり温泉を満喫できる露天風呂が客室にある。

    客室(特別室)

  • 露天風呂の手前には、シャワーブースとツインボールの洗面。ナチュラルモダンなインテリア。

    客室(特別室)

  • 全51室の客室はすべて長崎の文化である和華蘭の要素を取り入れたご当地部屋「和華蘭の間」。ステンドグラスをモチーフにした間仕切りや波佐見焼が部屋を彩る。

    客室

  • 客室付き露天風呂、42㎡。湯上がりスペースを設け、湯浴みを中心に考えた部屋なので露天風呂付き客室ではなく、客室付き露天風呂と名付けている。

    客室

  • 露天風呂から客室内をのぞむ。露天風呂から湯上がりスペースにすぐ移れて、床が濡れてもよい石が敷かれている。

    客室

  • 温泉大浴場は別棟の湯小屋にある。泉質は「酸性、含鉄(Ⅱ、Ⅲ)-単純温泉」で、少し茶色を帯びた湯で、殺菌や美肌によいとされる。

    湯小屋

  • 内風呂は、ステンドグラスを通して入る光が美しい。手前の源泉かけ流しのあつ湯とぬる湯の2つの湯温の湯殿を楽しめる。

    大浴場

  • 大地のパワーが湧き出す温泉らしく露天風呂は野性的な岩風呂。

    大浴場

  • ご当地の素材や調理法にこだわった夕食。特別会席の台の物はあご出汁で和牛ロースや伊勢海老、河豚などをしゃぶしゃぶで。〆は島原の手延べの紅椿麺。

    食事

  • 朝食は、ご当地では正月だけでなく提供される貝雑煮に豚の角煮など品数豊か。

    食事

  • 朝は、早朝に湯煙りあげる地獄が浮かび上がってくるのを眺めながらオリジナルの鬼をイメージした現代湯治体操を。

    朝の体操

  • 朝体操の後に、地熱を感じる雲仙地獄パワーウォークに出発。地獄の大迫力を身近に感じる。

    パワーウォーク

  • パワーウォークの途中で、ストレッチもして自然の中で体をほぐす。

    パワーウォーク

  • ロビー内の活版印刷をイメージしたスペースで、自分で活字を組んで活版印刷機でカードに転写する貴重な体験ができる。

    ご当地楽

  • 山根凪紗総支配人は 「大地のパワーをこれだけ身近に感じられる温泉旅館は稀。古くから外国人も湯治場として知られた魅力を味わっていただきたい」と語る。

    総支配人