【2022年開業ホテル】国宝犬山城の眺望とネイバーフッドの趣があふれる「ホテルインディゴ犬山有楽苑」

  • 2022年11月2日

 2022年3月1日に開業の「ホテルインディゴ犬山有楽苑」は、世界に17ブランドを展開するIHGホテルズ&リゾーツのライフスタイル・ブティックホテルブランド「ホテルインディゴ」の国内3軒目の施設。ネイバーフッドの魅力がインテリアや食に散りばめられ、ロビーや客室から見える国宝犬山城の美しい姿が印象的だ。

 隣接する国宝茶室「如庵」、木曽川の鵜飼、犬山祭に巡行する車山(やま)などのモチーフがいたるところに使われ、モダンで洗練された空間に歴史の趣を添えている。天然温泉白帝の湯で寛ぎ、城下町をそぞろ歩き、地元の旬の食材を生かしたクリエイティブな食で犬山の魅力を堪能できる。

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取材:小野アムスデン道子

  • ガラス張りの全面窓の向こうには、犬山城。木曽川を思わせる絨毯、テーブルには鮎のモチーフ。あちこちに隠れるネイバーフッドのストーリー

    エントランスロビー

  • 木曽川での鵜飼のかがり火を表現した正面のアートウォールが目を引く。左側には国宝茶室「如庵」をオマージュした円窓が開いている

    レセプション

  • 中庭には水盤が広がり、庭園の緑や犬山城が映って美しい

    中庭

  • 犬山祭からインスピレーションを得た提灯がビビッドでコンテンポラリーなデザインになってホールを照らす

    エレベーターホール

  • 犬山城は別名白帝城とも言う。李白の詩に出てくる「朝焼けの雲がたなびく白帝城」にちなんだ彩雲アートが各階を飾る

    彩雲アート

  • 70平米のホテルインディゴスイートはリビングとベッドルームが独立。からくり人形の図案を取り入れた壁紙に、テレビボードには如庵をイメージした丸棒も

    客室(ホテルインディゴスイート)

  • リビングには如庵の斜め壁と水屋を融合したミニバーがある。カラフルなテーブルの脚は、からくり人形の仕様である組紐から着想を得たペーパーコード

    客室(ホテルインディゴスイート)

  • バスルームはツインボールの洗面とゆったりした浴槽を配している。シャワーは、すべての客室にレインフォールシャワーとハンドシャワーを備える

    客室(ホテルインディゴスイート)

  • 51平米、アートウォールの犬山城や鵜飼の木船がモチーフのベッドヘッドなどインテリアが印象的。ピクチャーウィンドウから犬山城と木曽川の眺望が広がる

    客室(有楽苑スイート)

  • 1室のみ4階にある角部屋にあたる有楽苑スイートでは、コーナーウィンドウからの眺めが素晴らしい

    客室(有楽苑スイート)

  • 35平米のビュープレミアムは、国宝犬山城ビュー、木曽川ビュー、国宝茶室如庵ビューの3種類から選べて、ツインとキングがある

    客室(ビュープレミアム)

  • 大浴場「白帝の湯」は犬山唯一の天然温泉はアルカリ性単純温泉の優しい湯。露天風呂も

    大浴場

  • フィットネスセンターに置かれているのは、SDGsに考慮した器具。電動ではないのに運動掲示など出て実に楽しい

    フィトネスセンター

  • 紋入り仕切り扉が朝だけオープンされ、調理の様子が見えるライブキッチンエリア。引戸には、この土地にゆかりのある織田家や成瀬家などと並んで、ホテルインディゴ犬山有楽苑のオリジナル家紋も

    キッチンエリア

  • 朝食は、ヘルシーなスムージや切りたての生ハム、3種ものスモークサーモン、サラダなどをまずはブッフェで。この後にメインをチョイス

    レストラン(朝食)

  • 和食は美しい木箱でサービス。旬の食材を使って、焼き魚や天ぷら、お刺身まで。さらに焼き海苔を目の前で炙ってくれる

    レストラン(朝食)

  • インディゴホームキッチン車山照(やまてらす)のディナーから。甘鯛のマカダミアナッツ揚げ。米粒のようなパスタ、オルゾとサルサベルデを添えて

    レストラン(ディナー)

  • 「the BAR Yoyama(夜車山・ヨヤマ)」は、犬山祭に巡行する車山の灯りや如庵の暦張りをデザインに取り入れている

    ラウンジバー

  • 隣接する日本庭園「有楽苑」は、宿泊者は無料で入園できる。苑内には国宝茶室「如庵」がある。弘庵では呈茶のサービスも(有料)

    有楽苑

  • スタッフは「ネイバーフッドホスト」と呼ばれる。「客室、館内に散りばめられたアートや隠された犬山のこころ踊るローカル体験の扉を開くお手伝いをします」と語る

    スタッフ(ネイバーフッドホスト)