デルタ航空、米国外では唯一の「デルタ スカイクラブ」を羽田にオープン

  • 2022年8月2日

 デルタ航空(DL)は7月29日、米国外では唯一となるラウンジ「デルタ スカイクラブ」を羽田空港にオープンした。DLでは2020年3月に運航拠点を成田空港から羽田空港に移し、同年夏にデルタ スカイクラブをオープンする予定だったが、コロナ禍の影響で延期。今年に入り渡航制限が徐々に緩和されるなか、計画から2年遅れてのオープンに至った。

大隅氏

 オープンに先立ち28日に行われた内覧会では、日本地区社長の大隅ヴィクター氏が挨拶に立ち、「羽田空港では最新の顔認証技術や自動手荷物預け機などを導入し、顧客エクスペリエンスが大幅に向上している。デルタ スカイクラブのオープンにより、空港でも機内でも最高の旅行体験を提供することができるようになる」と説明。また、今年7月には旧ノースウエスト航空時代も合わせて日本就航75周年を迎えたことに触れ、「長い運航歴史を誇る航空会社として、引き続き日本市場に注力し、日本のお客様へのサービス向上に努めていきたい」と語った。

 羽田空港ではただ1つの米国航空会社のラウンジとなるデルタ スカイクラブを写真で紹介する。

※写真をクリックすると詳細キャプションが表示されます。

  • デルタ スカイクラブは羽田空港第3ターミナル内の「TIAT LOUNGE ANNEX」の跡地、DL便が出発する140番台のゲート付近に位置する

    入口付近

  • エントランスにはデルタ スカイクラブ特有の青みがかった透明のガラスを使用。スカイクラブアンバサダーと呼ばれるスタッフが出迎える

    エントランス

  • 受付の横に設置されたセルフチェックイン機を利用すると、スタッフを介さず、搭乗券をかざして入場することができる

    セルフチェックイン機

  • 受付の天井にはチェコから輸入したボヘミアングラスのシャンデリアが設えられている

    シャンデリア

  • ロンドン在住のフランス人アーティストによる東京の地図を法被の形に折ったアート。室内にはデルタ スカイクラブのアートアドバイザーが選定した様々なアート作品が展示されている

    室内を彩るアート

  • 運航が乱れた際など、利用者の要望があった際にDLのスタッフが対応するサービスデスク

    サービスデスク

  • 延床面積は867平方メートル、座席数は230席

    広々とした室内

  • 米国内のデルタ スカイクラブのデザインを踏襲しつつ、日本らしさを取り入れたインテリア。家具は全て米国のデルタ スカイクラブで使用されているものと同じFUTIMIS社製

    米国内のデルタ スカイクラブを踏襲した内装

  • エプロンサイドに位置し、航空機が離発着する様子を間近に見ることができる。天気が良ければ東京タワーやスカイツリー、富士山、房総半島も望む

    自慢の眺望

  • 室内には自然光が差し込み、開放的な雰囲気のなかゆったりと過ごすことができる

    自然光が差し込む開放的な雰囲気

  • ぼすべての座席に電源を設置。高速Wi-Fiも完備している

    室内設備も充実

  • ワークゾーンにはオンラインミーティングなどに便利な防音ブースを設置。予約不要で空きがあれば利用できる

    ワークゾーン

  • 複数人での打ち合わせに利用できる会議スペース

    会議スペース

  • シャワールームは5室。予約は不要

    シャワールーム

  • 食事はビュッフェスタイル。フードメニューは季節ごとに変わり、午前(朝食)と午後(ランチとディナー)で異なる料理を提供する

    ダイニングゾーン

  • シグネチャーメニューの「季節の野菜の天ぷら」は施設内のキッチンで調理。揚げたてを楽しめる

    シグネチャーメニュー

  • デルタ スカイクラブとしては初導入のヌードルバー。メニューは担々麺と醤油ラーメンの2種類で、注文するとシェフが麺を茹でてくれる。午前中の朝食メニューではスクランブルエッグやオムレツなどの卵料理をオーダーすることができる

    ヌードルバー

  • コーヒー、紅茶、ジュース類など、ソフトドリンクも豊富

    カフェゾーン

  • バーテンダーが注文を聞いて酒を提供するフルサービスのバー。米国では有料だが、羽田空港では空港の規定により全てのアルコール類が無料

    フルサービスのバー

  • 日本ならではの食材を取り入れたオリジナル・カクテルのほか、ワインや日本酒なども提供する

    バーメニュー