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【2022年開業ホテル】京都の先進的な伝統工芸に彩られ、美意識が際立つ洛東の隠れ家「ホテルオークラ京都 岡崎別邸」

  • 2022年8月18日

 京都の洛東、岡崎。平安神宮や南禅寺といった観光名所にも近く、丸太町通りに面しながら一歩中に入ると、喧騒とは無縁のラグジュアリーな「ホテルオークラ京都 岡崎別邸」が2022年1月20日に開業した。隣には真宗大谷派岡崎別院が建ち、石庭のあるホテルの日本庭園からも借景が望める。

 館内は洗練された意匠の美が際立つ。内装設計・インテリアデザインは、乃村工藝社の空間デザインチームRENSの松浦竜太郎氏。意匠の様々は京都の老舗「細尾」の西陣織など京都の伝統工芸を担う後継者のプロジェクトユニット「GO ON(ゴオン)」が手掛ける。東山の山荘をテーマにした全60室の大人の隠れ家をご紹介しよう。

※写真をクリックすると詳細キャプションが表示されます。
取材:小野アムスデン道子

  • 奥行きのあるロビーは、白い砂紋と緑が美しい庭に面しており、心地よい空気に包まれている。ホテルの利用は中学生以上に限定

    ロビー

  • まるで京都の寺院の石庭のように整えられた庭。現在、整備工事のため囲いがあるが、真宗大谷派岡崎別院がすぐ隣に見える

    中庭

  • 「公長齋小菅」の簾虫籠をあしらったエレベーターホール。リズミカルに配された節や繊細に仕上げられた竹格子が職人技の粋を表現している

    エレベーターホール

  • 廊下を飾る京都を拠点に活動する工芸作家の作品の数々。これは佐藤聡氏の蓮の花びらを模したガラスアート

    工芸アートの数々

  • ルームナンバーが記された照明は、「開化堂」により茶筒の製法で作られている

    客室

  • 窓から望む日本庭園が美しいスーペリアノースツインの客室は、北向きで40平方メートル

    客室

  • 客室に置かれたお茶はウェルカムティーとしても提供されている京都「祇園辻利」の宇治かぶせ茶。淹れ方も丁寧に添えられている

    ウェルカムティー

  • バスアメニティは英国発のラグジュアリーオーガニックブランド「bamford」。スキンケアセットは日本のナチュラルコスメ「Plusui」

    バスアメニティとスキンケアセット

  • 70平米の別邸スイートの客室には、ゆったりとしたリビングスペースもあり、バルコニーからは日本庭園やはるか京都の山並みが広がる

    別邸スイート

  • 客室を飾る西陣織「細尾」による光と揺らぎをまとった湖面を表現したアートワーク。現代に生きる京都の美意識が感じられる

    別邸スイート

  • スイートルームのヘッドボードは、壁から天井も西陣織の織物の美しさが映える仕上げで、上質感が醸し出されている

    別邸スイート

  • 8室ある内、6つのスイートルームに飾られるのは京都の現代書家である川尾朋子氏による連作「呼応」

    別邸スイート

  • 丸太町通から回廊のような長いアプローチで、喧騒を離れて非日常に入ることができる

    アプローチ

  • アプローチのせせらぎの先に「ホテルオークラ京都 岡崎別邸」のサイン

    アプローチ

  • オークラフレンチの系譜を引く山下亮一料理長が腕をふるう「ヌーヴェル・エポック 」の席

    レストラン

  • 細尾の西陣織のテーブルマットを使ったセッティングが京都らしく上品だ

    レストラン

  • ディナーでは、この季節の京都らしく「鱧と雑穀のタブレ 西京味噌ビネグレット」を楽しんだ

    ディナー

  • 同じくディナーコースのメイン「浅葱をのせた”あか牛”サーロイン 赤ワインと粒生コショウの香り」

    ディナー

  • エッグベネディクトには平飼い卵を使うなど京都市北部”美山”の食材を使った朝食。サラダは西京味噌のドレッシングで

    朝食

  • 「京の美意識が作り上げた大人の隠れ家での滞在を味わっていただきたい」と、迎え花と金網つじの照明の横に立つ総支配人の新川達也氏

    総支配人