業界ニュースを振り返る ー ハワイやグアムのコスパは悪い?
今週人気だったのはハワイとグアムの人気ディスティネーションに関する両記事。海外旅行も需要が戻りつつありますし、不思議ない人気順でしょう。
しかしコメントで一部の方々が書かれたりもしていますが、今後ハワイやグアムは以前のような人気を持ち続けれるのかは、一考するべきでしょう。
治安の悪化はまず気になるところです。ハワイの犯罪が増えていることは残念ながら間違いないようですが、一方で、外務省の海外安全ホームページでレベルがあがるようなレベルでは当然なく、気にするようなレベルであるかどうかは微妙なところであるでしょう。子供連れなら気になるかもしれませんくらいですかね。
むしろ、一個人として気になるのは避けられないコスパの悪化です。ハワイやグアムが提供する価値自体は治安の悪さやコロナによる観光施設などの減少で微減か、逆に観光客が減ったことによる自然の回復で微増かといったところかなと思いますが、いかんせんアメリカのインフレに円安による影響がどうしようもありません。コロナ前の米ドル円レートは110円前後でしたが、現在は130円超え。1000$を宿泊費にかけた時に2万円違うわけですからかなり違います。それなら治安レベルが高くて近くて円安の影響もない沖縄のほうが良いなとなるのは、個人的に非常に強い理屈に思えます。もっとも、私みたいにコスパばっかり気にせず海外旅行欲を満たす、海外のリゾートに行くのが目的の方々には関係ない話ではありますが……
海外旅行にとっては向かい風の円安ですが、ある意味国内旅行にとってはチャンスかもしれません。そんな中SNSマーケティングの話はまさに活用すべきチャネルですね。記事内にあったグラフでびっくりでしたが、旅行好きな20〜40代女性の73.5%がInstagramを参考に宿泊施設を選ぶという、びっくりの結果でした。しかし確かに私のパートナーもInstagramやらで見たホテルに泊まりたいという話をしてきます。今や絶対に外せないB2Cマーケティングのチャネルなのでしょう。旅行会社も当然ガンガンSNSマーケティングを打つべきでしょうし、マーケティングが強い会社・強い観光地が今後は強いのでしょうね。マーケティングオートメーションやその他のツール、そしてもちろん人材に今どれだけ投資できるかが、今後の明暗を分けるのかもしれません。