IDMが立民・蓮舫氏らを訪問、国際観光の再開へ支援求める
インバウンド・デジタルマーケティング協議会(IDM)は6月3日、立憲民主党の蓮舫参議院議員、伊藤俊輔衆議院議員を訪問し、コロナ禍で復活が遅れる国際観光の再開に関する意見交換会を行った。会議にはオンラインでの出席も含め、IDMの会員70名以上が参画した。
IDMは、1日も早い国際観光の促進、観光支援施策ではない企業への直接支援、デジタルマーケティング人材育成への支援などを要望。IDM理事の中山隆央氏は「宿泊施設は国内需要のみでは平日の空室率の改善率が難しく、雇用の安定が図れない。また、観光支援施策は一過性で顧客獲得に繋がりづらいなどの課題がある」として、持続的な観光の実現に向けて外国人旅行者の獲得が不可欠であり、そのために海外に情報発信するデジタルマーケティング人材が必要だと説明した。
このほかIDM会員企業からは、Go Toトラベルの紙クーポンの処理の煩雑さや旅行の適正価格での販売の必要性、海外と比較した日本市場の回復の遅れ、入国手続きの簡素化と旅行会社への情報共有などを訴える声が上がった。