【メキシコ現地レポート】ベストシーズンを迎える賑やかなカンクン、新規ホテルも続々オープン

  • 2022年3月15日

世界中から訪れる観光客

 コロナ収束にはいま少し時間のかかりそうな世界情勢ですが、リゾート「カンクン」のあるメキシコ・キンタナロー州のコロナ感染危険規制は4段階中のレベル1となり(2月20日現在)、世界中からの多くの観光客が訪れています。

 隣国アメリカをはじめ、南米からの観光客も目立ちますが、近年はターキッシュ エアラインズ就航により、イスタンブール空港からの直行便でカンクンを訪れるトルコの方や、中東からのお客様も増え始めています。またロシアからの観光客も回復し始め、国際色豊かな本来のカンクンの姿に戻りつつあります。

観光客で混み合うカンクン空港

カンクンのハイシーズンは1月から4月

 年末年始のバケーションが終わり、今はカンクンも落ち着きを取り戻したのだろうと思われるかもしれませんが、実は今がカンクンのハイシーズンなのです。なぜ? 1月から4月は気候が安定し、爽やかに過ごせる季節なのです。日本は雪も多く残っている季節ですが、カンクンは現在最低気温22度、最高気温29度、湿度69%で常夏。また3月に入るとアメリカの春休みバケーションを過ごす「スプリング・ブレーカー」と呼ばれる学生や、家族が押し寄せてくる時期でもあるのです。

 3月の春分の日には、ユカタン半島にある世界遺産「チチェンイッツア遺跡」の「ククルカンのピラミッド」で創造神が地上に舞い降りる姿を目撃できる、太陽光線と影が作り出す自然のスペクタクル、「降臨現象」も観られ、世界中から遺跡ファンやマヤ文明のファンが集まります。

コロナ前のチチェンイッツア遺跡春分の日降臨現象

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