うーん、今週のランキング一位の記事である『地球の刺さり方』のKozee Kidoさんインタビューは、正直言って触れ方にめちゃくちゃ困る！

　記事としては非常に面白いし、こんな活動をサれている方がいるとは知らなかったので新しいことも知れて非常にありがたい。しかし、これを業界専門誌のコラムとして触れる時、私は何を書けばいいのか……HISや星野リゾートとコラボした時、企業側の思惑の方を深堀りしたいなと個人的には思いましたね。

　柴田氏の特化に関するコラムは私も同意見であると同時に、中小企業の数少ない勝ち筋だよなと思います。

　例えば、現在の国内におけるいわゆる大手旅行会社ってそれぞれどういった特色があるでしょう？　と聞かれて、おそらくこの記事を読んでくださっている方はわかると思います（私は怪しいです……）。ネットで調べれば、ご自身の意見を書いているページもあるでしょう。でも、観光産業外の方に聞いたら多分殆どの人が答えられないと思います。これは別に大手はだから駄目、みたいな批判がしたいわけではなく、大手が事業で競争になると多くのマーケットで勝つ必要があるので「なんでもできる」を目指すのは至極当然ですし、その過程の副作用みたいなものです。ランチェスター戦略の強者の戦略そのままですね。

　ならば、中小企業はランチェスター戦略でいう弱者の法則に乗っ取り、局地戦でいくべきでしょう。ビジネスで狙う市場をどんどん絞り、狭い領域で勝者になる。それこそ例えば、京都で有名なことぶらさんなんかが、完璧な局地戦の勝者だと思います。こういうところで勝つアイデアを出して実現する、それができれば中小企業は強いですよね。