香川県を「アート県」へ JTB、高松市らと伝統工芸職人とアーティストによる「讃岐リミックス」始動へ
JTBは10月20日、香川県高松市と地域・企業ブランディングを手掛ける「人生は上々だ」社とタッグを組み、同氏の高松城跡(玉藻公園)の重要文化財「披雲閣」で、地域に新しい価値を創出するプロジェクト「SANUKI ReMIX(讃岐リミックス)」を始動させた。香川県の伝統工芸士や地場産業の職人と世界的アーティスト、クリエイターの共創で、香川県を「アート県」へと進化させる。
文化庁の今年度の「ウィズコロナに対応した文化資源の高付加価値化促進事業」の採択事業として展開。文化資源の高付加価値化で旅行者の滞在・消費の促進、ウィズコロナにおける文化観光を推進する。
プロジェクトの背景には、漆芸や提灯、高松盆栽といった伝統工芸、地元で産出される庵治石(あじいし)の産地を使って世界的アーティストのイサム・ノグチが拠点を置き彫刻作品を生み出してきたことなど、同市の文化的な下地がある。披雲閣を舞台に、アーティザン(職人)とアーティストの融合でプロダクトを創出、展示・販売。披雲閣を起点に、人々の交流で生まれるニューノーマルなアイデアを発表することも計画している。
情報提供:トラベルニュース社