アメリカの「今」を駐在員の視点から-サンフランシスコから成田へ、出入国最新事情

 先月アメリカから日本へ一時帰国した際のCOVID検査、日本入国時の検査などの体験談をレポートいたします。

アメリカ出発前

 今回は、サンフランシスコ発、成田行きのユナイテッド航空を利用しました。9月は緊急事態制限中でありましたが、帰国する必要があり、感染拡大予防には十分気を付け帰国しました。現在、コロナウィルス感染症による水際対策処置をとっている日本へ帰国するにあたり、事前に用意すべきものが4つあり、前日までに無事用意できました。

 1. 出国前72時間以内のCovid検査の陰性証明書
 2. スマートフォンへの指定アプリのダウンロード
 3. 質問表
 4. 誓約書

1. 陰性証明書は、厚生労働省が指定するフォーマット、検体採取方法、検査方法がある為、アメリカで多数ある検査場でも利用可能なところは限られます。今回は条件にあう検査場がサンフランシスコ空港内にあった為、そこを利用。事前予約も可能でしたが、出発前日、ウォークインで訪問、受付で約40分ほど並びました。 受付時にパスポートを提示、搭乗予定日、行き先を伝え、クレジットカードにて支払い(検査代は225ドル)受付終了。すぐに隣のパーティションで仕切られた小さなスペースで検体採取、待合場所で待つこと約20分、きっちりと厚生労働省指定のフォームで陰性証明書が発行されました。検査方法はNAAT – NEAR法で、検査結果までの時間は事前の案内どおり、約15分とほぼ時間通りでスムーズでした。

 Dignity Health GoHealth Urgent Care(サンフランシスコ空港内 国際線ターミナル)
 【オープン時間】月‐金 08:15-17:45/土-日 08:15-15:45

サンフランシスコ空港内covid検査場

陰性証明書

2. 指定アプリは、MYSOS、COCOA、 GoogleMap。MYSOSとCOCOAを出発前に新たにダウンロード、MYSOSはダウンロード時に名前、生年月日、パスポート番号を登録しておきました。

3. 質問表は、スマホで必要事項を入力、終了時にQRコードが表示されますので、スクリーンショットで保存。

4. 誓約書は、事前にフォームをサイトからダウンロードし記入していましたが、機内でも税関申告書とともに配られました。

アメリカ出発日当日

 チェックインカウンターでは、陰性証明書、誓約書、QRコードの提示が求められたためパスポートと一緒に提示、その際、アプリがダウンロードされているかも確認されました。搭乗ゲート前のカウンターでは、乗り継ぎ者を対象に陰性証明書などの書類チェックが行われていましたが、チェックイン時に既に確認済みの乗客はチェック不要でした。

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