オーストリア、「新型コロナウィルス」に関する最新情報
2021年9月15日よりオーストリアはEUの方針に倣い日本を安全国・地域リストから再び除外しました。そのため入国規制も変更しております。日本からオーストリアに入国する場合は、事前のオンライン登録と10日間の自己隔離が求められることになりました。ただし、ワクチン接種を完了した人は隔離が免除されます。
以下に新型コロナウイルスに係るオーストリア情報をお知らせいたします。
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オーストリアでは、宿泊施設、レストラン、商店、イベント、レジャー施設など営業されていて、安全国からの旅行者を迎えています。オーストリアは引き続き、感染数をさらに減少させ、旅行者を安全に迎えるためにできる限りの対策を行っています。
■ 一目でわかる重要事項
オーストリアは多くの国々からの旅行者を再び受け入れています。
オーストリアを観光する場合、いわゆる3-G規則が適用されます。これは、コロナ検査、ワクチン予防接種、またはコロナからの回復のいずれかが行われたことを意味します。
オーストリアではEUのデジタルCovid証明書「グリーンパス」が有効ですが、それに代わる証明書(ドイツ語または英語のテスト証明書、またはワクチンパスポートなど)も適用されます。
〔オーストリアにおけるコロナからの保護対策〕
オーストリア政府は集中治療室の利用の程度により3つの段階的な対策を取ることになり、2021年9月15日からステップ1が始まります。
* 入場検査に有効な抗原検査は24時間以内。(入国の場合は48時間以内有効)
* 公共交通機関(ロープウェー含む)、スーパーマーケットなど生活必需品店では
FFP2マスク着用必須。
* ミュージアムと一般店舗では、ワクチン未接種の人はFFP2マスク着用義務。
ワクチン接種を受けた人にもこの医療用マスクを推奨。
警察によるランダムチェックがあります。
* 25人以上のイベントでは3-Gルール。(3-Gルールについては下記の項目参照)
ウィーンは2021年10月01日より抗原検査は無効(例外: 抗原検査は12歳未満の子供には引き続き有効です)で、テストはPCR検査のみ有効となります。有効期限は48時間以内となっています。
またマスクはミュージアム、一般店舗などでもFFP2マスク着用義務となります。
日本は9月15日から安全国から外されました。詳しくは下の日本人の入国要件をご覧ください。
(2021年9月29日更新)
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■ オーストリアへの入国
現在、オーストリアでは、観光施設はもとより、ホテル、レストランなどの飲食店も営業しており観光旅行ができます。ほとんどのEU諸国と世界の安全国からは、PCR検査の陰性証明か、ワクチン接種証明か、回復(抗体)証明のいずれかの証明書を提示することと、過去10日以内に安全国に滞在していたことを証明するだけで、自己隔離もオンライン登録も必要なく入国できます。ただし、安全国から入国する場合でも、現地に着いてからコロナ検査を受ける人は事前のオンライン登録が必要です。
それ以外の危険国に指定されている国から、仕事などの特別な理由でオーストリアへ入国する場合は、事前のオンライン登録と3-G証明と10日間の自己隔離が義務付けられています。(完全なワクチン接種者と回復者は隔離不要)
オンライン登録や隔離が不必要な安全国は、以下に記載されています。
注意)
オーストリアの規制だけでなく、自国の規制にも注意してください。
出国、帰国の際の規定については、出国前にご確認ください。
■ オーストリアへの入国要件
◎ 現在の入国規制
現在、キプロスからの入国には特別な規制が適用されます。
これらの特別規定は、飛行機で入国の場合にのみ適用されます。完全にワクチン接種が済んでいないか、過去90日以内に回復したゲストは、PCR検査が必要になります。
抗原検査だけでは不十分です。予防接種、回復、またはPCR検査の陰性の証拠がない場合は、空港で直ちにPCR検査を実施する必要があります。
注意)
予防接種、回復期、またはPCR検査が陰性でない状態で入国する場合は、入国前に
登録する必要があります(旅行前の許可)。特別規則は直行便にのみ適用され、関係国で
乗り換えるだけの乗り継ぎの乗客には適用されません。
回復証明書は、次の要件を満たさなければならないので注意してください。
* 過去90日間に発生し、発行時に失効したSARS-CoV-2による感染の存在の確認、
* 最初の検出後または症状の発症後、早くても14日後に発行したもの
* 証明書が発行される少なくとも48時間前に症状がないこと
* 陽性の検査結果あっても、関連する疫学的リスクがないことが確認できること
回復証明書は、こちらドイツ語と英語でダウンロードできます。
ドイツ語版 https://www.ris.bka.gv.at/Dokumente/BgblAuth/BGBLA_2021_II_344/COO_2026_100_2_1883894.pdfsig
英語版 https://www.ris.bka.gv.at/Dokumente/BgblAuth/BGBLA_2021_II_344/COO_2026_100_2_1883895.pdfsig
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感染発生率が低い国(安全国)からの入国は、検疫(自己隔離)は必要ありません。
これは、ほとんどのヨーロッパ諸国およびその他の世界の一部の国々に適用されます。
以下の安全国リストをご覧ください。
必要なのは、コロナテストの陰性証明、有効な予防接種証明、または抗体(治癒)証明(以下「3-Gルール」といいます)を提示することです。具体的には、
コロナ検査の陰性を証明する診断書や検査結果、または
予防接種証明書/予防接種パス、または
公式の医療回復証明書
をドイツ語または英語で提示します。これらの書類を提示できない場合は、24時間以内にオーストリアでPCR検査または抗原検査を行う必要があります。EU諸国の国民はデジタルの「グリーンパス」が適用されます。また、過去10日間に安全国に滞在していたことが証明できない場合、同様にPCR検査を入国24時間以内に実行しなければなりません。
注意)
現地に着いた時の検査は入国時のみ適応されます。宿泊施設にチェックインするときは、
有効な検査(または予防接種または回復の証明)が必要になります。
◎ 3-Gルール
入国する際に次の3つの証明書のいずれかが必要です。
* テスト済み
72時間以内のPCR検査、または48時間以内の抗原検査(特定の危険国からはPCR検査のみ)の
陰性証明が必要です。12歳未満(ウィーンは6歳未満)の子供は検査は不要です。
テストは、認可された機関によって確認される必要があります。
自己検査は、入国の目的では無効です。各サービス利用時に現場でのテストはウィーンでは無効。
* ワクチン接種済み
完全の予防接種が必要です。有効期間は2回目の接種時から360日有効です。
1回の予防接種のみが必要なワクチンの場合、予防接種から270日間、22日目から
適用されます。
* 治癒済み
コロナに感染し治癒した場合(回復者)、回復から360日間以内有効です。
中和抗体の証拠は、試験時から90日間有効です。
■ オーストリア入国時に事前のオンライン登録と隔離義務がない国
ヨーロッパでは、
アンドラ、ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、デンマーク、ドイツ、エストニア、フィンランド、フランス、ギリシャ、アイルランド、イタリア、クロアチア、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、モルドバ、モナコ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、サンマリノ、スウェーデン、スイス、スロバキア、スロヴェニア、スペイン、チェコ、ハンガリー、バチカン、キプロス
世界的には
オーストラリア、香港、ヨルダン、カナダ、カタール、マカオ、ニュージーランド、サウジアラビア、シンガポール、韓国、台湾、ウルグアイ、ベトナム
◎ 上記以外の国からの入国
事前のオンライン登録(下記参照)と3-G証明書が必要です。
完全に予防接種を受けた人と回復した人は、検疫なしで入国できます。
17歳までの子供と青年は、予防接種を受けた、または回復した両親と一緒に検疫の義務なしに入国できますが、12歳から17歳までの子供は3-G証明書が必要です。
予防接種を受けていない人は、現在の陰性検査が必要であり、10日間の検疫に入る必要があります。検疫は、最短で5日後に陰性検査で終了できます。
疫学的リスクの高い国からの入国には、より厳しい規則が適用され、例外的な場合にのみ入国が可能です。観光旅行はこれらの例外の1つではありません。
現在、ブラジル、チリ、コスタリカ、スリナムの国々が該当しています。
→ オーストリア保健省からの詳細情報
■ オーストリアに入国するために必要なオンライン登録義務
感染率の多い、また変異ウィルスが蔓延しているリスク国に指定されている国から、特定の状況下でオーストリアに入国する場合、事前にオンライン登録する必要があります(旅行前のクリアランスといいます)。
登録確認書は、入国審査の時に電子的か、登録の確認メールをあらかじめ印刷したものを提示する必要があります。例外は、特に考慮すべき家族の事情、トランジットの乗客、およびその他予測できない緊急の個々の事情の場合です。
登録データは、入力後28日で削除されます。
詳細についてはこちらをご覧ください。
→ https://www.oesterreich.gv.at/en/themen/coronavirus_in_oesterreich/pre-travel-clearance.html
また、英語の入国登録フォームはこちら。
◎ オーストリア入国時に隔離が必要な場合
上記の事前オンライン登録の必要な国から入国した場合、3-Gルールの他、完全なワクチン接種を受けた人、コロナ感染からの治癒証明を提示する人以外は、陰性証明の他、10日間の自己隔離が義務付けられています。入国5日目以降に行うことができるPCRまたは抗原検査が陰性であれば、隔離は早期終了することができます。
※注
ここに記述された内容は注意深く調査したものですが、当ウェブサイトが法的責任を
持つものではありません。
詳しくはオーストリア保健省のWebサイトの総合的なFAQを参照してください。
(2021年9月15日付)
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■ 日本人の入国要件
日本はオーストリアの定める安全国から2021年9月15日より外されました。
日本からオーストリアへの入国する場合、72時間以内のPCR検査か48時間以内の抗原検査の陰性証明、または日本が発行するワクチンパスポート、または過去のコロナ感染回復証明のいずれかが必要となります。
また、入国者は事前のオンライン登録が必要となります。
完全に予防接種を受けた人と回復した人は自己隔離なしで入国できます。17歳までの子供と青年は、予防接種を受けた、または回復した両親と一緒に検疫の義務なしに入国できますが、12歳から17歳までの子供は3-G証明書が必要です。
予防接種を受けていない人は、現在の陰性検査の証明が必要であり、10日間の隔離に入る必要があります。検疫は、最短で5日後(当日は含まない)に検査で陰性が分かれば隔離を終了できます。
日本政府はオーストリアを感染症危険レベル3(渡航中止勧告)に指定していますので、旅行に関しては引き続き今後の動向にご注意ください。
詳細については各大使館のサイトを参照してください。
→ 駐日オーストリア大使館
https://www.bmeia.gv.at/ja/oeb-tokio/
→ 在オーストリア日本国大使館
https://www.at.emb-japan.go.jp/itpr_ja/coronavirus_ja.html
■ 空路
ウィーン空港、ザルツブルク空港、インスブルック空港などオーストリアの各空港では徐々に発着便の数が増えています。空港や航空会社の規制について、またフライトの状況はそれぞれの空港や オーストリア航空など、各航空会社にお問い合わせください。
航空機および空港エリアではFFP2マスクを着用する必要があります。
→ ウィーン空港 https://www.viennaairport.com/en/passengers
→ ザルツブルク空港 https://www.salzburg-airport.com/en/
→ インスブルック空港 https://www.innsbruck-airport.com/en
ウィーン空港では有料でPCR検査を実施することができます。
→ https://www.viennaairport.com/coronatest
ザルツブルク空港でも有料でPCR検査が受けられます。
→ https://www.salzburg-airport.com/reiseplanung-gepaeck/reiseplanung/covid-19-massnahmen
トランジット旅行者には、PCR検査や隔離は必要ありません。
即時出発は、飛行機、電車、バスのチケットなどで証明する必要があります。
〔市内への交通〕
現在シティ・エアポート・トレインは運休していますので、空港から市内へ鉄道で移動する場合は、オーストリア連邦鉄道のSバーン(S7)をご利用ください。また、空港バスのヴィエナ・エアポート・ラインズは割引料金で運行しています。
→ シティ・エアポート・トレイン
https://www.cityairporttrain.com/en/home
→ ヴィエナ・エアポート・ラインズ
https://www.viennaairportlines.at/
■ 列車
オーストリアと近隣諸国を結ぶ長距離列車は運行されています。
最新の情報は、オーストリア連邦鉄道のウェブサイトで確認できます。
→ オーストリア連邦鉄道(OBB)
■ 健康のために
ゲスト、ホスト、そしてオーストリア国民の健康は、なにをおいても最優先事項です。
全ての人が行動ルールを守れば、私たちはお互いに安全です。
◎ マスク着用はどこで必要ですか?
現在、マスク着用義務がある場所ではFFP2医療用マスクが再び義務付けされています。
マスクは次の場所で着用が必要です。6歳未満は着用義務はありません。
* 公共交通機関(電車、バス、船、ロープウェーなど)、駅構内
* タクシー
* 薬局や病院など医療部門
* 日常必需品を扱うスーパーマーケット、食料品店など
ワクチン未接種の人は
文化施設(ミュージアム、図書館など)や一般の商店でもFFP2マスクが必要です。
■ 安全な休暇を過ごすために
飲食店、宿泊施設、文化施設、イベント、交通機関、レジャー・スポーツ施設における保護対策
◎ 飲食店
営業時間の制限はありません。これは、宿泊施設の飲食施設にも適用されます。
入店には陰性証明か、ワクチン接種証明、抗体(回復)証明のいずれかを提示し人数制限はありません。深夜営業のバーやナイトクラブも営業時間も人数も制限はありません。
◎ 宿泊施設
宿泊施設を安全に利用するために、ゲスト登録が必要です。
チェックイン時には、陰性証明か、予防接種証明か、抗体(回復)証明書のいずれかを提示します。提示できない場合は、チェックイン時にテストもできます。
ホテルのレストランや施設、エステなどのサービスを利用するには、同じく3つのうち、どれかの証明が必要です。ウェルネス部門も収容人数の制限はありません。
◎ 文化施設、イベント
イベントに参加する場合は登録義務があります。
9月15日より3Gルールは文化施設の入館と25人以上のイベントの場合に適用されます。
例外は25人未満のイベント、ミュージアムに入館する場合で、登録も3-G証明書も必要ありません。ただし、イベントと文化施設(劇場、ミュージアム、映画館)でマスクは必要です。人との距離や、イベントの収容人数、終了時間は不問となっています。
◎ レジャー施設とスポーツ
ゲスト登録は不要です。屋内施設に入る時、また屋外でのチームスポーツでも陰性証明かワクチン接種証明か、抗体証明を提示します。マスクは着用。
■ 入館時の必要な証明について
陰性証明書は72時間以内のPCR検査の陰性証明、24時間以内の抗原検査の陰性証明を指します。
◎ 予防接種を受けた人々のための規制
現在、レストラン、観光、レジャー事業への参入には完全な予防接種が必要になります。
最初の予防接種ではもはや十分ではありません。(2回の予防接種が必要なワクチンの場合、これは2回目の予防接種の日から適用されます。1回の予防接種のみを提供するワクチンの場合、これは22日目から適用されます。)
◎ 「入場検査」が必要なところ
ホテルのチェックインから劇場の入館まで、限られたスペースで多くの人が集まる場所では、いわゆる「入場検査」(エントリーテスト)があり、集会が可能な限り安全であることを確認することを目的としています。
以下の場合、陰性検査、または予防接種、または過去のコロナ感染からの治癒証明(3-G)が必要です。
・レストラン
・ホテル
・身体関連サービス(美容院、化粧品、マッサージなど)
・屋内および屋外のイベント(劇場、コンサート、サッカースタジアムなど)
・レジャー施設およびスポーツ施設(例:温泉、屋内プール、屋外プール、フィットネススタジオ)
・夜間のバーやクラブを利用する場合
3-Gのいずれも提示できない場合は、監督下で特定の機会に現場で抗原検査を実施することができる場合もあります。
チェックは12歳(ウィーン:6歳)から義務付けられています。すでに予防接種を受けているか、コロナ感染から回復した場合、これは「入場検査」と見なされ、追加の検査を受ける必要はありません。それ以外の人は、街の様々な検査所を利用することができます。たとえば、オーストリアを旅行中は公の街路検査所(テストストリート)に登録の上、無料で利用できます。
なお、陰性テストには有効期間があるのにご留意ください。
以上、ご注意ください。
情報提供:オーストリア政府観光局、日本海外ツアーオペレーター協会