アメリカ、「新型コロナウイルス」に関する最新情報

  • 2021年9月28日
  • 出典:OTOA

「新型コロナウイルス」の影響について、現在のアメリカの最新情報を以下にお知らせいたします。

■ 日本から渡米する場合の情報

先週、アメリカ政府が2021年11月からアメリカに入国する外国人はワクチン接種済みが条件と発表しました。すでにCESなどのコンベンションビューローでは、登録にはワクチン接種券が条件となっています。

これからは、

 日本出発前のPCR陰性証明

 ワクチン接種証明

 日本への帰国前のPCR陰性証明

が、渡航の際の3種の神器となるようです。

国土安全保障省の運輸保安局(TSA)は、空港、民間航空機、および旅客鉄道、都市間を結ぶバス、その他の様々な地上交通機関を含む公共交通機関において、連邦政府のマスク規定に違反した個人に科す民事罰の範囲を拡大すると発表しております。2021年9月10日(金)に施行された新しい罰則では、

 初犯の場合の罰金は500~1,000USドル、

 再犯の場合の罰金は1,000~3,000USドル。

飛行機でのマスク着用においても、問題行動が多数報告されています。

FAAに今年に入ってから報告された搭乗客の問題行為は、2021年9月07日までで4,184件。

そのうち3,057件はマスクに関するものでした。

公共交通機関におけるマスク着用義務は、現時点で2022年1月18日まで有効です。

■ マスク情報

米国連邦政府は、2歳以上の人の公共交通機関でのマスク着用義務を来年1月まで延長しておりますが、通気バルブのないものという以外には、マスクの種類の規定は設けておりません。

しかし航空会社の中には、機内でのマスクに関する規則を厳格化し、布製マスクを禁止して医療用マスク(サージカルマスク)など保護効果が高いとされる種類のマスク着用を義務付け始めるところが出てきています。

パンデミック宣言が出されてから約1年半。飛行機で移動する場合は利用する航空会社がマスクの種類を指定しているかどうか確認する段階に入ったと言えそうです。

■ アメリカのガイド事情

現地より9月以降のガイドやドライバーについて、これまで以上に調達が難しいと悲鳴に近い声が届いております。というのは、2021年9月04日でコロナ経済対策の失業保険上乗せ措置が終了したためです。

これまで失業保険をしっかり受給できたため、ガイドやドライバーも生活に困ることなく過ごしておりましたが、失業保険が打ち切られたことから再就職せざるを得なくなり、旅行業から離れ別業界に再就職することが予想されます。

今後、ますます人手不足が心配されます。

以上、ご注意ください。

情報提供:株式会社 トランスグループ日本海外ツアーオペレーター協会