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シンガポール航空が「GDSサーチャージ」導入 1発券12ドル、日本は22年1月から適用

  • 2021年9月16日

 シンガポール航空(SQ)はこのほど、GDSでの予約・発券に対して手数料を徴収する「ディストリビューション・フィー」を導入した。現在実施されているのはシンガポールやインドネシアをはじめとする7ヶ所で、日本地区については2022年1月5日以降に発券する航空券に適用される。

 ディストリビューション・フィーは航空券1枚につき12米ドルで、キャビンクラスや旅程に関わらず一律に課される。金額については今後導入を進めるなかで調整される可能性がある。GDSの運賃計算上は自動的に表示され、タックスコード「YR」で登録・発券される。ただし、SQダイレクトや予約センターで作成された団体予約の航空券など、一部の航空券は適用外となる。

 SQではNDC(New Distribution Capability)コンテンツを提供する「クリスコネクトプログラム」の導入を進めており、同プログラムを利用した場合はディストリビューション・フィーを徴収しない。旅行会社はクリスコネクトプログラムを使うことで、ディストリビューション・フィーの免除だけでなく、NDC限定運賃やアンシラリーサービスを利用できるという。接続方法はAPIによる直接接続、旅行会社専用ポータルサイト「AGENT360」、GDS経由での接続、アグリゲーターを介した接続の4種類がある。