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【バリ島現地レポート】優先的にワクチン接種が進むバリ島、「ティダアパパ(何とかなる)」の国民性

バリ島のコロナ対策

 バリ島ではPPKMという社会活動制限が出ており、「マスクの着用、手洗い、距離を保つ、外出を控える、免疫を向上させる、規則を守る」「集会の禁止」「公共施設及び人混みでの活動を制限する」「オフィス、レストラン、商業施設の収容人数を 50%とする」などの『保健プロトコ-ルの順守』を呼びかけています。

 バリ島では警察や軍隊以外に各自治体で組織される自警団が保健プロトコールを守っているかチェックをしており、マスクをしていない人には罰金を課せたり、腕立て伏せの罰を課せたりしており、そのおかげかほとんどの人が外出時はマスクを付けて行動しています。

外出時はマスク着用率が高い

ショッピングモールに入る際はアプリで人数コントロール

レストランでは主要人数50%にするべく仕切られている

観光地の状況

 バリ島の観光地はコロナが広まり始めたころ一時的にどこも閉鎖となりましたが2020年8月より国内旅行が可能になってからは、全ての観光地、ほとんどのホテルが再オープンしました。前述のとおり今年の5月17日以降は州をまたぐ移動も解禁されてローカルに人気の観光地は多少賑わいがありますが、外国人向けのエリアであるクタ・レギャン地区はかなり閑散とした状態になっています。

ローカルに人気のキンタマーニ高原の絶景カフェ

ジンバランビーチのシーフードBBQはローカルにも大人気

閑散としたクタ地区のメイン通り

 バリ島はワクチン接種が進んでおり、私の周りの人達はほとんどワクチン接種済みという状況で「ティダアパパ(何とかなる)」という国民性もあり、なんだか皆この状況を受け入れのんびり日々を暮らしており、緩い雰囲気に流されそうな毎日ですが、一刻も早く国際線の復活と海外旅行者の受け入れがはじまることを心待ちにしています。

野本貴之
S.M.Iトラベル インドネシア代表
サーフィン好きが高じて25歳の時にバリ島へ移住しダイビングインストラクターとなる。2006年にS.M.Iトラベルに転職し、バリ島支店とジャカルタ支店を開設。バリ島の観光、ジャカルタでのビジネス渡航、視察のコーディネートや訪日旅行の販売、プロモーション、畳の販売などをおこなっています。