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タイ プーケット、「プーケット・サンドボックス」(外国人隔離なしでの受け入れ)開始について

  • 2021年6月8日
  • 出典:OTOA

タイ南部のプーケット島にて、2021年7月01日より外国人の入島を隔離検疫不要で受け入れる「プーケット・サンドボックス」と呼ばれる制度がタイ国政府観光庁(TAT)より発表され、その後6月04日にタイ経済情勢管理センター(CESA)において、プラユット首相より正式にこれが承認されました。

厳密には、6月07日にタイCOVID-19状況管理センター(CCSA)が承認、翌6月08日に内閣が承認し、官報に掲載される流れの予定となっております。

以下のその内容をご案内いたします。

なお、本内容については現時点(6月07日)での最新情報ではありますが、未だ一部確認中のところもあり、また予告なしにその内容が変更される場合もありますのでくれぐれもご注意ください。

■ プーケット・サンドボックス とは

新型コロナウイルスワクチンを完全接種済みの外国人旅行者を隔離検疫なしで受け入れるシステムです。

外国人旅行者はプーケットで14日間を過ごした後、自由にタイ国内を移動できるようになる予定です。

◎ プーケットへ到着し、入島が許可された後のスケジュールイメージ

* 1~4日目

 観光客は自由にプーケット内を移動することが可能です。

* 5日目

 新たにPCR検査を行う必要があります。(費用は自己負担、手配については確認中)

* 6~14日目

 前日のPCR検査結果が陰性であれば、ピピ島やパンガー湾など

 プーケット島外の日帰り旅行が可能となります。

* 15日目

 バンコク等、タイの他県への移動が可能となります。

※出国・帰国に際して

 タイ滞在が14日間より短い滞在の場合は、プーケット国際空港からのみ出国が可能です。

 タイ滞在が15日間より長い滞在の場合は、バンコクから飛行機で出国することも可能です。

 つまり、14日間より短い滞在でもプーケットに滞在は可能です。(2泊3日でも可能)

■ 条件

◎ 成人(18歳以上)の場合:

 自国出国前にワクチンを1年以内で14日以上前に完全に接種した人物が対象

 (完全とは2回もしくは医学的に十分な回数)

◎ 子供(12~17歳)の場合:

 プーケット渡航前のワクチン接種は不要。

 プーケット国際空港で迅速抗原検査を受ける必要があります。(費用は自己負担)

◎ 子供(12歳未満)の場合:

 両親/家族と一緒に旅行する場合、検査は必要ありません。

 プーケット国際空港での検査も不要。

※乗客全員が、飛行機搭乗時間の72時間前までに発行されたPCR検査の陰性証明を出発地の空港に

 提出する必要があります。

* 全ての観光客は、旅程または「訪問計画」を提示し、「Thailand Plus」というアプリケーションを

 インストールし、滞在中の場所を共有する必要があります。

* プーケット国際空港へは、直行便のフライト限定となります。

 (バンコク等の国際空港からの経由は不可能です。)

* 新型コロナウイルスの低・中リスク国からの渡航であることが条件。

* 旅行者は自国でワクチン接種を受けたことを証明する書類を持っている必要があります。

* 接種したワクチンはタイの法律に基づいて認証されているか、

 世界保健機関(WHO)の認証を受けている必要があります。

◎ その他観光客以外の条件:

* ホテルやレストラン等、プーケットでお客様を受け入れる施設は全て、

 タイ国政府観光庁の「SHA Plus」(安全衛生管理)スキームによる認定が必要。

* ホテルやレストラン等、プーケットでお客様を受け入れる施設のスタッフは

 各施設の70%の社員が完全なワクチン接種を完了している必要がある。

* プーケットの全住民の70%以上は、完全なワクチン接種を完了している必要がある。

※SHA Plus(プラス)について

 タイ政府観光庁や、タイ国保健省が中心となって制定した「アメージングタイランド健康安全基準」

 ですが、7月01日より海外の旅行客を隔離検疫なしで受け入れるための基準に再設定したものが

 SHA Plus(プラス)です。

 すでにSHAの認定を受けており、全社員の70%以上がワクチン接種を完了している施設は、

 SHA Plusに登録可能であり、実際に認証されたホテル施設が増加中です。

■ フライト

以下の航空会社がプーケット国際空港と各地を結ぶ直行便を運航する予定です。

* タイ航空(週1日) ---

 フランクフルト、ロンドン、コペンハーゲン、パリ、ソウル、シンガポール、

 ニューデリー(東京の可能性あり)

* エミレーツ航空(毎日) --- ドバイ

* シンガポール航空(週6日) --- シンガポール

* カタール航空(週1日) --- ストックホルム、オスロ、パリ、ワルシャワ、ウィーン

* ブリティッシュ・エアウェイズ(毎日) --- ロンドン(ドーハ経由)

* 香港航空(未定)

* エバー航空(週3日) 

* 大韓航空(毎日) --- 出発地に関して明記なし

* ジン航空(毎日) --- 出発地に関して明記なし

* キャセイパシフィック航空(毎日) --- 出発地に関して明記なし

※上記は6月01日現在の情報。今後変更の可能性あり。

■ 日本人旅行者が利用するためのルート

1) 日本からプーケット島への直行便があれば可能。

2) 上記のフライトのいずれかを利用し、日本から第3国で国際線を乗り継ぎ

 プーケット国際空港へ直接到着する航空便を利用。

※但し、第3国は隔離検疫なしで、国際便の乗り継ぎを許可する空港である必要あり。

■ 必要なもの

* PCR検査の陰性証明(飛行搭乗時間の72時間前以内に発行)

*(完全なる)ワクチン接種を完了したことを証明できる書類

 (出発から起算して14日以上経過していることが条件)

* 必須アプリケーションのインストール

* 自国のタイ大使館からビザ・査証(必要な場合のみ)とCOE(入国許可証)を取得

※現在明確に記載のあるものは前出のアプリケーション「Thailand Plus」のみとなっており、

 その他、現在インストールや登録が必須の「Mor Chana」(モーチャナ)や

 「Go Phuget」(ゴープーゲット)が不要になるか、情報を確認中です。

※その他、健康保険等に関しては現在明確な情報は無く、確認中です。

以上、現時点(6月07日現在)で明確となっている部分の情報をお知らせいたします。

なお先にも申し上げたように、本情報は現地の状況により変更になる可能性が十分にあります。

本事情をご理解いただき、最新情報はそのつどご自身で関係機関に確認されることをおすすめいたします。

情報提供:ジェイ・ティ・エイ・ジャパン株式会社日本海外ツアーオペレーター協会