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ハワイの「今」を駐在員の視点から-感染者数は劇的に改善、ワクチン・パスポート導入へ

ワクチン・パスポートの導入

 5月11日に、人的往来の新しい形となるワクチン・パスポート・プログラムが導入されました。最初の第1歩となる対象は下記となっています。

「ハワイ州内で新型コロナウイルスワクチンを接種した人は、島間移動時に陰性証明書の提示や検疫は免除」

 7月までには、地理的には「島間移動」から「米本土との太平洋間移動」へと広げられる予定です。また対象者も、ワクチン接種証明書の偽造防止が可能になれば、「ハワイ州外でのワクチン接種者」もプログラム利用が出来るようになります。日本からの渡航も、現状のセーフ・トラベル・プログラム導入の経緯を見る限り、ワクチン接種証明書の認定方法が決まれば適用になると考えられます。

 尚、ワクチン・パスポート導入後のハワイ州民の島間往来は活発になっています。ハワイアン航空ではパンデミックにより毎日184便運行していた島間便が16便にまで減少しましたが、現在135便まで回復したと発表されています。

集まり好きなハワイ州民にとって野外パーティは欠かせないものでした

待ち望んでいた野外アクティビティを日没まで楽しんでいます

 米国内のワクチン普及によりハワイの観光産業は予想を超える急速な回復を見せています。ほとんどの店舗が営業を再開しており、休業中に解雇した従業員の呼び戻しに苦労し、人手不足のために時短営業を強いられる店舗も少なくないと報道されています。 ただ、明るい話題に反して、日本人観光客をターゲットとする店舗は引き続き休業中となっています。

本稿は、トランスオービット ハワイ マネージャーの水上直弘氏より寄稿いただいています。
※2021年6月1日(現地時間)現在の情報です。

株式会社トランスオービット
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