フィジー政府観光局、国境再開を念頭にカップル、家族、女子旅、グループ誘致へ
日本人旅行者に好まれる旅行素材も紹介
現地の観光従事者は6月末までに2回目のワクチン接種完了予定
直行便は10月末から復活を期待
渡航再開に欠かせない航空便の状況については、日本からの直行便を運航するフィジーエアウェイズ(FJ)日本地区代表の岸本洋一氏が説明した。FJはエアパシフィックとして1998年より日本に就航していた直行便を2009年に運航停止したが、2018年夏から9年ぶりに成田/ナンディ路線を週2便(ピーク時3便)で復活。ところがコロナ禍の影響で2020年3月から旅客便の運航を休止しており6月30日までの休止が決定済み。
現在は4月から貨物便のみを毎月不定期に数本運航しており、岸本氏は「旅客便については今下期からの復活を目指して準備している。2018年の運航復活から1年半ほどでコロナ禍に見舞われ運航休止になってしまったが、本社は新路線定着には少なくとも3年間の継続が必要という考えを持っており、環境が整えば必ず運航を再開させて日本市場にFJとフィジー旅行を根付かせたい」としている。
なおFJの直行便が運航を再開するまでの日本/フィジー間を渡航する手段として、現時点ではシドニー経由と香港経由の2パターンがある。シドニー経由は全日空(NH)の羽田/シドニー線からFJのシドニー/ナンディ線へ乗り継ぎ、香港経由は日本航空(JL)もしくはキャセイパシフィック航空(CX)の成田/香港線からFJの香港/ナンディ線(現在不定期運航中)へ乗り継ぐ行程となる。いずれもスケジュールは限定されるがフィジーへの渡航は可能で、シドニー経由・香港経由ともに公示運賃が設定されており、料金をGDSで確認できる。