ベトナム、「新型コロナウイルス」に関する最新情報
「新型コロナウイルス」の影響について、現在のベトナムの最新情報を以下にお知らせいたします。
■ 感染者状況
2021年4月26日時点のベトナム国内の総感染者数は2,843名
■ 行政・その他機関からの発表
新型コロナウイルスワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)に関連する技術的なソリューションシステムの構築が完了。ワクチンパスポートの適用対象者について、以下の3つのグループに分けて事業を展開するよう指示している。
1) 既にワクチンを接種済みで、海外で立ち往生しているベトナム人
保健省が手続きなどをガイダンスする。
2) ビジネス目的で海外からベトナムに入国する外国人
保健省は入国者が接種したワクチンごと、または国ごとに検査時期や隔離期間を決定する。
3) 海外からの観光客
保健省は、文化スポーツ観光省と協力し、国際線の運航再開に向けた行程表を作成・提案する。
新型コロナを効率的に制圧し、ワクチンの大量接種を実施し、集団免疫を獲得した国から
観光客を受け入れる方針。
ベトナムでは新型コロナが効率的に制御されているものの、ワクチンの大量接種はまだ行われておらず、集団免疫も獲得できていないことを背景に、保健省はワクチンパスポートの導入後も隔離を継続する必要があるとした。
入国者に集中隔離施設での7日間の隔離を適用し、この期間中に2回の検査で陰性判定が出れば、7日間の自宅隔離に切り替える。14日目に受ける3回目の検査で陰性判定が出れば隔離を終了する方向で提案している。
なお、ワクチンパスポートで入国する人々に対しては、入国の2週間以上前から1年未満の間にワクチンを接種している必要があるとした。
何れにしても、政府は具体的なスケジュールを名言していないことから、海外からの観光客受け入れはまだ当分先になる事が予想されます。
■ ワクチン接種・計画状況
無料の優先接種対象となるのは以下の10グループ。
1) 新型コロナウイルス対策の最前線で活動する人(医療従事者、ボランティア、兵士、警察)
2) 政府関係者と直接関わるベトナムの在外公館の職員、外交官、国際連合ベトナム事務所職員
3) 出入国審査官
4) 必要不可欠な職種の従事者(航空、運輸、観光、電気・水の供給)
5) 教育機関で働く教師と職員、ならびに人との接触頻度の高い事務職員
6) 慢性疾患を持つ人
7) 65歳以上の.齢者
8) 新型コロナウイルスの感染が発生した地域の住民
9) 生活困窮者、生活保護を受けている人
10) 政府機関を通じた留学生、海外出張者
保健省によると、3月上旬に開始されたワクチン接種プログラムでは、53,000人に対してワクチン接種が行われたとされています。
■ 街中の様子
全ての都市は外出時のマスク着用の義務以外、通常通りの生活を取り戻しております。
以上、ご注意ください。