【西安現地レポート】長い歴史を持つ古都、コロナによってもたらされた変化

中国の"京都"
広がるデジタル観光

観光の発展と変革

 TikTokに代表されるSNSプラットフォームは急速に普及しており、観光客が広める景勝地、食べ物、人文、民俗は、新しい消費者を引き付け続け、観光の波を引き起こしています。西安の歴史的アトラクション、回民街(イスラム人街)のB級グルメと大唐不夜城の不倒翁小姐姐(おきあがりこぼし姉さん)は、若者に人気のある観光地になっています。TikTokの西安観光公式アカウントのトピックは全部で17.8億回視聴され、合計9.2万のビデオがあります。

不倒翁小姐姐(おきあがりこぼし姉さん)

 新スポット「大唐不夜城」は、近年西安で人気のある観光とレジャーの景勝地です。このエリアは、繁栄な唐文化を背景とし、盛唐時代の風采を再現させる文化・商業歩行街区です。大雁塔北広場、玄奘広場、貞観広場、創領新タイムズスクエアの4つの主要な広場があり、西安唐文化体験の最初の選択肢となっています。

大唐不夜城

 コロナウイルスはデジタル文化観光の発展を促進し、人々の生活に浸透しました。多くの「クラウドトラベルライブ放送」は、人々に豊かなオンラインツアー体験を提供しています。例えば秦嶺博物館では、兵馬俑のインタラクティブなデザインだけでなく、訪問のためのデジタル支援やVR視覚体験を備えたデジタル秦嶺ミニプログラムをリリースしました。このようにして、若者とのつながりが増えると同時に、デジタル手段によって美術館のツアーがより面白くて便利になりました。

最後に

 海外から西安港(北京と陝西に向かう)に入る人々は、21日間の強制隔離中2回のPCR検査と1回の抗体検査を受ける必要があります。その後には7日間の自宅検疫も必要です。西安港を経由して他の都市に移動する場合(北京と陝西を除く)は、西安で14日間隔離され、行先の地域のポリシーによって7日間から14日間の隔離も必要にあります。

回民街(イスラム人街)