前途ある若者と暗い今 旅行を制限するなら援助が欲しい ー 20代社員が振り返る今週のニュース
今週の注目記事は大分対照的なニュースが並びました。若手ホテリエ覆面座談会は前後編ともに人気が高かったです。私と同年代の方々がこの苦しい状況の中、ホテル業界で頑張っていくためにどうしていくのかを考えている前向きな姿は励みになります。実際に皆様からいただくニュースへのコメントも明るいものばかりです。観光産業から出来るかぎり人材が流出しないようためにも、是非何らかの仕組みができればいいなと思います。
一方で、現実には旅行会社が日々なくなっていっています。匿名でコメントをされている方がおっしゃるとおり、雇用調整助成金次第では、夏場から一気に倒産・廃業する旅行会社が増えてもおかしくありません。観光産業は雇用吸収力の高い産業です。だからこそ、本来であればコロナ禍にも耐えられるような援助が望まれるのでしょうが、残念ながらそうはなっていません。GoToの雲行きも怪しく、そもそもが業務出張には使えない今、GoToで救われる旅行会社は一部でしょう。宿泊業もビジネスホテル等は恩恵を受けにくいですし、そもそも再開されるのかすらわかりません。
もちろん、援助に頼ってばかりではいけませんが、海外渡航が事実上制限され、国内旅行もまるで自粛要請されているような現状では限界があります。せめて、コロナ後に業界が一気に盛り返せるように、前述の覆面座談会に出られていたような前途ある方々に観光産業へ残っていただけるように、雇用調整助成金や他の援助には期待したいところですね。