KNT-CT、第3四半期で債務超過34億円、通期赤字も370億円に下方修正 希望退職者1376名に
「創業以来これまでにない非常に厳しい経営状況」
コスト構造見直しで22年度に200億円削減
KNT-CTホールディングスは9日、オンライン会見を行い2021年3月期第3四半期連結決算(20年4月1日~12月31日)を発表した。発表会見の冒頭で米田昭正代表取締役社長が「新型コロナウィルスの影響を受け、創業以来これまでにない非常に厳しい経営状況に置かれている」と説明した通り、過去最悪の四半期決算となった。
売上高は前年同期より2600億円以上減少し81.1%減に相当する612億3400万円、営業利益は303億円以上減少し261億9400万円の損失となった。営業外収益は雇用調整助成金の受給額等81億1900万円を計上して増加したものの、経常利益は前年同期比219億円以上減少し、174億8600万円の損失となった。当期純損失額はソフトウエア等の減損損失約30億円を計上したことにより216億1500万円となった。