ウィズコロナの現地レポート、ハワイ編-世界の「今」を駐在員の視点から

ホノルル空港

ターミナル2外部のカフェ。搭乗ゲート周辺の飲食店は営業している店舗もあります

 グアムを除き、国際線の定期便の発着は行われていないため、各航空会社のカウンターが並ぶターミナル2は大半のエリアで人の気配はありません。

ターミナル2の国際線個人出口(exit2)。出口ドアは閉じられています

 米本土便は、ロサンゼルス、サンフランシスコ、オークランド、シアトルなど西海岸へのフライトが運航していますが、僅かな便数が夕刻に発着しているだけなので、日中は巡回しているセキュリティ係員を見る程度となっています。

ターミナル2の国際線団体出口(exit1)。人影、送迎車、荷物トラックも見受けられません

 ハワイアン航空が使用するターミナル1は島内間のフライトを運航しているため、旅客の姿を確認することが出来ます。ただ、人数は非常に少なく、通常は長蛇の列が建物外まで並ぶことも珍しくないセキュリティ・チェックポイントも閑散としています。

ターミナル2の国際線団体出口2Fの待合スペース。売店と両替店のあるエリア自体にシャッターが降りています

 また、6月半ばに撤廃となっていた島間移動者に対する14日間の自己隔離措置が、オアフ島の感染者急増に対応するために、8月11日より月末まで再規制を行うと発表されています。他島からオアフ島に到着した場合は除く、となっていますが旅客数が再び減ることが予想されます。

国際線の到着案内ボード。夜にグアムから1便が到着予定。州外からの到着者は14日間の自己隔離が必要で、違反者は5000ドルの罰金または1年以下の禁固刑

ターミナル1、ハワイアン航空の出発案内ボード。離島便と西海岸へのフライトのみ運航中

ハワイアン航空のチェックイン・カウンター。セルフ・チェックイン機もソーシャル・ディスタンスを考慮し、1つ飛ばしで稼働中

セキュリティ・チェックポイント。行列用の細かい区切りが、ふたたび役立つ日が待ち望まれます

ターミナル1のバゲージクレーム。隣島から荷物持参の旅客はいないようでした

オアフ島内の観光名所

 クアロア・ランチやウェット・アンド・ワイルドなど、アクティビティを主体とした地元民も楽しめる観光施設は営業を再開していますが、ドール・プランテーションやモアナルア・ガーデンなど観光客向けの施設や立寄りスポットは休業しています。

この木なんの木のモアナルア・ガーデン。ゲートが閉まっており、チェーンもかけられている

パールハーバー。7月より営業再開しているが、アリゾナ・メモリアルへのボートツアーは人数限定の完全予約制のため閉館中?と思うほど人影はまばら