アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、「新型コロナウイルス」の影響について‐続報 (6/28の状況)
「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島及びグリーンランドの状況をお知らせいたします。
■ アイスランドの状況
2020年6月27日にケフラビク空港にてPCR検査を受けた969名のうち2名が陽性で、感染力の有無については現在確認中です。この2名を含めた現在の感染者数は11名で、全員が自宅等で隔離療養中で、国立大学病院に入院している人は0名です。
感染の疑いのある検疫中の人は、現在344名で自宅等で経過観察中です。
これまで回復した人は累計1,816名で、全人口の18%が検査済みです。
死亡者数は計10名のままです。
7月01日以降、空港でのPCR検査が自己負担となり、
オンラインでの事前払いは9,000アイスランドクローナ(ISK)、
到着時は11,000アイスランドクローナ(ISK) となります。
なお、入国の際にPCR検査が免除となる国々は近く発表となる予定です。
引き続きEU、シェンゲン協定加盟国、英国からの入国は可能ですが、日本を始め米国等のそれ以外の国からの入国は7月01日以降になる予定で、EU委員会の開放国リストの公表を踏まえ、方針が告知される予定です。
With Coronaの時代の運用・運営が始まっております。
■ フェロー諸島の状況
現在の感染者数、自宅で検疫中の人数ともに0名のままです。
これまでの感染者数累計は187名、死亡者数の累計も0名です。
これまで検査を受けた累計数は12,750名で、全人口の24.3%が検査済みです。
4月23日以降、2か月以上新たな感染者は出ておりません。
現在、デンマーク、グリーンランド、アイスランド、ノルウェー、ドイツ、その他のEU諸国及びシェンゲン協定加盟国の「開放国」、英国からの旅行者は入国が可能ですが、当面は到着時のPCR検査が義務付けられます。
空港にて390デンマーククローネ(DKK)を支払い、また、結果判明まで半日から1日かかる予定で、その間は自己検疫が必要です。日本などそれ以外の「検疫国」からの入国者には14日間の検疫が義務化されており、実質、旅行での入国はできません。
アトランティック航空は6月15日より、ヴァーガル空港~コペンハーゲン空港間のデイリー運航が再開され、まもなく1日2便の運航となる予定です。
なお、昨日6月28日は全便が予定通りに運航されました。
■ グリーンランド
現在の感染者は昨日同様0名、累計の感者数は13名です。死亡者数累計はゼロです。
国内のプライベートな集会の制限緩和が進んでおります。
6月15日より、デンマーク、フェロー諸島、アイスランド、ノルウェー、ドイツからの旅行者のみ、1週間で600人まで旅行者の入国が可能となっておりますが、入国前5日以内に検査を受けた陰性証明書を持参・提示し、入国後は5日間の自宅待機と再度のPCR検査の受診が要件となっており、不履行の場合、罰金が課されます。
現在の所、日本からの入国は認められておりません。
デンマークの現在の感染者数は1,167名で、死亡者数は604名です。
旅行で入国できるのは、グリーンランド、フェロー諸島、アイスランド、ノルウェー、ドイツ等の「開放国」のみとなっており、それ以外の「検疫国」からは引き続き入国不可となっておりますが、業務渡航については条件付きで入国が可能となりました。
日本からはデンマークでの同日乗り継ぎは可能ですが、その先の入国可能な国が現状ゼロとなります。
スカンジナビア航空の日本線の運航や乗り継ぎの可否についての詳細は、スカンジナビア航空または駐日デンマーク大使館にて、デンマークの入国制限や航空機搭乗時のマスク着用の情報等については、在デンマーク日本大使館のホームぺージにて最新情報をご確認ください。
→ 在デンマーク日本大使館、ホームぺージ
https://www.dk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taizai-covid19.html#denmarku_2
https://www.dk.emb-japan.go.jp/files/100062701.pdf
以上、ご注意ください。