オーストラリア シドニー、「新型コロナウイルス」に関する最新情報‐続報

  • 2020年6月16日

シドニーにおける新型コロナウイルス(COVID-19)に起因する、旅行者が知っておくべき行動制限、観光施設、飲食店、商店のオープンなどの最新情報をお知らせいたします。

シドニーのあるニューサウスウェールズ州内の新規感染者数は、連日1桁を続けており、日によっては0(ゼロ)名の日も出てきました。

シドニーでは2020年6月01日の緩和処置に続き、6月13日より下記の規制緩和が行われました。

* ジム、ヨガ、ダンススタジオの営業が許可

* フードコートの営業許可

* 最大20名までの集まりが許可

* 最大20人の訪問者が同時に別の世帯を訪問を許可

シドニー中心部は引き続き出社せずに在宅で勤務する会社員が多いため、閑散としておりますが、若干人が戻りつつあるように感じます。通常時の3割程度の人出のように思われます。

休業を続けていた飲食店、商店も今回の規制緩和を受け、営業を再開するところもみられるようになってきました。

シドニー郊外のショッピングモールでは、各店舗の4平米ルールによる入店人数制限は残っているものの、概ねほぼ通常時の状態に戻っています。

また7月01日からは、下記の規制緩和が予定されております。

* 子供のスポーツ大会の開催許可

* 大人のスポーツ活動の再開許可

★ 本情報の注意事項

* オーストラリアでは連邦政府が国境に関する規制、及びオーストラリア国内の大枠の制限を決め、各州政府が更に細かい制限を決定します。

* オーストラリア連邦政府と各州の政府とで同じ事柄に対して異なる制限がある場合、州政府の決めた制限が優先されます。

* 当該情報によって生じた損害・不利益等についていかなる責任も負いかねます。

■ 観光・旅行関連

シドニーの観光・旅行に関する、新型コロナウィルスよる影響は以下の通りです。

◎ 旅行の制限

* ニューサウスウェールズ州内の旅行を許可

◎ 観光施設

* 最大入場者数の上限を設定した上で、博物館、美術館、動物園、水族館、

 その他観光施設は営業を再開。(一部時間短縮、休業日を増やす等で調整あり)

* ほぼ全てのツアーは催行休止。(再開日未定)

* 7月01日よりオペラハウスの館内ツアー再開

* 6月27日よりブリッジクライムは週末のみツアー再開。

* 8月までの大規模イベントは中止。

* 9月20日のシドニー・マラソンは開催予定。

◎ ホテル

* メトロホテル・マーロー・セントラル 一時休館。(8月31日まで)

* ホリディイン・ダーリンハーバー 一時休館。(6月30日まで)

* インターコンチネンタルホテル(6月30日まで)

* 多くのホテルで営業を再開し、休業しているホテルは少数となっています。

* ホテル内レストラン、バーに関しては「レストラン」の項目を参照。

◎ レストラン

* 飲食店の店内飲食の再開が各条件のもと許可。

* 4平米ルールの入店制限。(店内面積4平米につき客1名まで)

* 店舗の広さに関係なく、入店は最大50名まで。

* 店内では、1.5mのソーシャルディスタンスをとること。

* 予約は最大10名まで。

* アルコール飲料のみの提供が許可。

* パブ、バーの再開許可。

* フードコートの再開許可。

* 店内では着席をしていること。

◎ ヘイト事案

シドニー市内および近郊における、新型コロナウィルスに関するヘイト事案に関する情報は、以下の通りです。

* ニューサウスウェールズ州内ではなし

■ 交通機関

シドニーの交通に関する、新型コロナウィルスよる影響は以下の通りです。

◎ 空港

 ほぼ発着がないので閑散としています。

◎ 市内交通

* バス、列車は運行されておりますが、車内はガラガラに空いています。

* 本数を減らして運行中。

■ 生活関連

シドニー市内の生活関連に対する新型コロナウイルスの影響、市内の様子は以下の通りです。

◎ 市中の様子

* シドニー市内の中心部は、未だ閑散としています。

* 一時期、マスク着用者が増えた時期もありましたが、現在では1割にも満たず、

 マスクを着用している人は稀です。

* 郊外のショッピングモールは、ほぼ平常時に戻っていますす。

◎ 商店

* シドニー市内中心部では、9割ほどの商店が再開いたしました。

* 一部の店舗で現金払い不可、カードのみとなる。

* 一時期見られたトイレットペーパー、パスタ等の在庫がない状態はほぼ解消されています。

* 4平米ルールの入店制限。(店内面積4平米につき客1名まで)

* マイヤーズが営業を再開いたしました。

◎ 通信

 平常通り

◎ 物流

 郵便・宅配の遅延が発生している。

■ その他

シドニーにおける新型コロナウィルスの規制、罰則、その他の情報は以下の通りです。

◎ デモ情報

 6月06日に約2万人が参加したデモ(米国におけるジョージ・フロイド氏の死亡事案関連)がシドニー市内で行われましたが、特に大きな混乱は発生せず終了しました。

◎ その他

* ニューサウスウェールズ州にて自主隔離を行っていない場合、最高で6ヵ月間の禁固、AU$11,000の罰金。

* 最大20名までの集まりが許可。

* 最大20人の訪問者が同時に別の世帯を訪問を許可。

* 映画館、劇場、コンサートホール、ゲームラウンジ等は閉鎖。

* ジム、ヨガ、ダンススタジオ、屋内プールの営業を許可。

* 公民館の再開を許可。

* スパ、ネイルサロン、日焼けサロンの営業を許可。

* 美容院、理髪店の営業を許可。

* 雇用主は、従業員が在宅勤務をすることが合理的に現実的である場合には、在宅勤務を許可しなければいけない。

◎ シドニー市内の様子(6/15現在)

* ピットストリート・モールは、多少人が増えたような感じはしますが、大きくは変わっておりません。

* 6月13日よりフードコートの営業が許可され、シドニー市内のマイヤー地下のフードコートも着席可能になりました。しかしながら、かなり席数を制限しています。

 また、フードコートをいくつかのエリアに分け、最大の人数制限を行っています。

* クイーンビクトリア・ビルディングの地下に関しては、それほど大きな変化はありません。

* 先週末、タウンホール前には「Black Lives Matter」に関するデモが行われ、かなりの人数が集まったようです。

* シドニー郊外のショッピングモールは、かなり平常時と変わらないくらいになってきましたが、シドニー市内はまだ在宅勤務を続ける人が多いため、閑散とした状態が続ています。

■ 新型コロナウィルスに関する外部情報

* 在シドニー日本国総領事館 新型コロナウィルス情報

 https://www.sydney.au.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

* オーストラリア連邦政府 新型コロナウィルス感染者数状況

 https://www.health.gov.au/news/health-alerts/novel-coronavirus-2019-ncov-health-alert/coronavirus-covid-19-current-situation-and-case-numbers

* ニューサウスウェールズ州政府 新型コロナウィルス感染者数状況

 https://www.health.nsw.gov.au/Infectious/covid-19/Pages/stats-nsw.aspx

* ニューサウスウェールズ州政府 新型コロナウィルスの行動制限

 https://www.nsw.gov.au/covid-19/what-you-can-and-cant-do-under-rules


★ 注

現在、外務省より不要不急の渡航を自粛するよう注意喚起が発出されております。

また、世界各地で新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、国境閉鎖や入国制限措置、外出禁止令等の行動制限措置のほか、航空便の突然の減便又は運航停止などの事例も発生しております。

渡航をご予定の際は、日本国外務省や相手国の政府機関、またご利用予定の航空会社等に最新情報をご確認ください。

日本海外ツアーオペレーター協会 事務局

情報提供:株式会社トランスオービット日本海外ツアーオペレーター協会