出国者数、5月も99.6%減に、わずか5500人
日本政府観光局(JNTO)によると、今年5月の日本人出国者数(推計値)は前年比99.6%減の5500人だった。過去最高の下げ幅を更新し、単月の最小記録となった前月(99.8%減の3915人)からは極々わずかに改善したものの、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けた旅行各社のツアー中止・延期、航空各社の大幅な運休・減便、外務省による感染症危険レベルの引き上げ、諸外国政府による日本人の入国規制などが影響して、引き続き記録的な少なさとなった。
なお、昨年の出国者数は5.9%増で過去最高の2008万669人を記録したものの、今年は1月から減少を継続。1月は4.9%減の138万762人、2月は14.2%減の131万6820人、3月は85.9%減の27万2700人、4月は99.8%減の3915人で、5月までの累計は62.9%減の297万9700人となった。