ルフトハンザとセーバーが契約終了へ、6月30日まで

  • 2020年5月13日

 ルフトハンザ・グループは6月30日でセーバーとの販売契約を終了する予定だ。同社の旅行会社向けウェブサイトの登録者に対し、遅くとも5月12日から告知を開始した(メールキャプチャ画像:日本語版英語版)。セーバーとアバカスのいずれも対象となるが、インフィニは対象外という。

 メールでは、セーバーを主語とし「GDSの Sabre (1S) がルフトハンザ グループ(オーストリア航空、ルフトハンザ、SWISS、ブリュッセル航空)との販売契約を、2020年6月30日をもって終了いたしますことをお知らせいたします」と通知。

 そのうえで「ルフトハンザ グループは、建設的で解決志向の議論にオープンであり、Sabre および Abacus ユーザーの皆様のためにも、 Sabre と友好的な協議を行っています」としつつも、「しかしそれ以上に、ルフトハンザ グループは航空券の流通をより革新的で魅力的なものにし、より顧客志向のものにするための努力を続けています」とし、暗にセーバーが航空券流通を革新的、魅力的、顧客志向となることを阻害していると指摘している。

 また、「代替案を評価中ですが、引き続き可能な限りのサポートを皆様に提供してまいります」としているが、予約済み航空券が6月30日以降にどのような扱いになるかなど詳細は不明だ。