アイスランド、フェロー諸島、グリーンランド、「新型コロナウイルス」の影響について‐続報 (4/03の状況)
全世界的に感染が拡大している「新型コロナウイルス」に関するアイスランド、フェロー諸島及びグリーンランドの状況をお知らせいたします。
■ アイスランドの状況
アイスランド国内の感染者は本日2020年4月03日時点で1,035名、7,166名が検疫中、44名が国立病院に入院中、回復した人は284名です。
死亡者は2名増え、累計で4名となりました。人口の6%が検査済みです。
deCODEの検査結果によると、施策が奏功したためか、首都圏での集団感染率が低いことが確認されております。
当初4月13日までを予定していた20名以上の集会禁止令は、5月04日(月)まで継続されることとなりました。またCOVID19追跡アプリは 既にアップルでは利用可能となりました。
入国制限については昨日同様で、現在も外出禁止令は出ておりません。
■ フェロー諸島の状況
感染者は177名、355名が検疫中です。これまで81名が回復し、死亡者は0名です。
アトランティック航空は、4月02日のヴォーアル空港~コペンハーゲン空港間の計12便の運航をキャンセルしております。
なお、現在も入国後14日間検疫下の経過観察が継続されております。
■ グリーンランド
昨日同様感染者は10名のままで、全員首都ヌーク在住者です。死亡者は0名です。
新たに89名の検査結果が出ましたが、全員陰性でした。
首都ヌークのスーパーでは、感染を恐れ、従業員が仕事を辞めるケースが出てきております。
Air Greenlandの国際線・国内線の運休は4月08日(水)まで確定し、この間、グリーンランドへの入国は不可となります。
なお、日本からコペンハーゲンまでのスカンジナビア航空便は4月末まで運休とし、5月に再開を予定するとのことですが、最新の運航予定の詳細や乗り継ぎの可否については、スカンジナビア航空、またはデンマーク大使館にて最新情報をご確認ください。
以上、ご注意ください。
■ その他
スカンジナビア航空が、南米に留め置かれたデンマーク人290名を帰国させるため、コペンハーゲンからリマまで直行便を飛ばしました。飛行距離11,000kmとなり、歴史に残る直行のフライトとしてニュースになりました。
各国が自国民を国に戻す動きが続いております。