南米、「新型コロナウイルス」の影響に伴う各国の状況・対応等について

  • 2020年3月12日

全世界的に感染が拡大している「新型コロナウイルス」の影響により、中南米・カリブ各国においても高熱や感染者と思われる症状のある渡航者に対し検査措置を行うなどの対策が取られております。

以下に、南米各国の状況・対応等についてご案内いたします。

ご旅行をご予定の方は、最新情報に十分注意の上、お出かけください。

■ 南米各国の対応について

◎ ベネズエラ

中国、韓国、イタリア、日本、イラン、米国、シンガポール、ベトナム、マレーシア、タイ、オーストラリア、ドイツ、フランス、英国、クロアチア、UAEに直近14日間に滞在した渡航者は、症状の有無にかかわらず、入国後14日間、保険省係官により自宅訪問または電話にて経過観察が行われます。

症状がある場合には隔離され、検査が行われます。

◎ コロンビア

中国、スペイン、フランス、イタリアからの渡航者(国籍不問、直行便・第三国経由不問)に対し、14日間の自主隔離措置を求めることを発表しました。

渡航者がコロンビア人の場合は自宅で、旅行者の場合はホテルにて隔離措置が行われます。

◎ エクアドル

陸海空の入国審査時に、全渡航者に対する自動体温測定検査、呼吸器系疾患症状の有無等について検疫官による問診等が行われています。

渡航者の国籍や滞在歴国を問わず、発熱や咳等の呼吸器系疾患症状を有する人は、各海空港の検査官の問診を受ける必要があります。なお検査官の判断により「新型コロナウイルス」の検査を要すると判断された場合には、指定の国立医療機関に搬送され、検査結果が判明するまでの間、隔離措置がとられます。(陽性の場合は引き続き隔離入院)

なお、検査官の判断により、ホテルや自宅隔離措置を受ける場合もあります

◎ ペルー

イタリア、スペイン、フランス、中国からペルーへの渡航者に対し、当国出発日より14日間、自宅等で隔離する旨の発表が行われました。

空港到着後にメディカルチェックが行われ、入国審査の際に発熱の有無を確認し、異常が無い場合には入国が可能となります。

◎ ボリビア

国籍にかかわらず、感染地域からの渡航者で、熱や咳などの症状がある状態でボリビアに入国する際には、検疫・隔離診断の対象となる可能性があります。

なお、現時点でボリビア政府は、本件に関する入国制限は行っておりません。

◎ パラグアイ

新型コロナウイルス感染症の市中感染が確認されている国からパラグアイへの入国者に対しては、14日間にわたり以下の予防措置をとらなければなりません。

* 他人との至近距離での接触を避けること

* ホテルや自宅の中にとどまること

* 外出を減らし、人混みを避けること

* 頻繁に手を洗うこと

* 他人と接触する際にマスクを着用すること

* 症状が出た場合はマスクを使用し「911番」に自主報告すること

◎ アルゼンチン

欧州、米国、イラン、日本、中国、韓国等の持続的感染国からアルゼンチンに入国する渡航者は、14日間にわたり自宅で待機する必要(義務)があります。

この措置に従わない場合は「公衆衛生を危険にさらす罪」とみなされる可能性があります。

◎ チリ

到着後14日の間に熱、咳、呼吸困難等が発症した場合には、チリ保健局(SEREMI) へ速やかに報告する必要があります。

なお、過去30日以内に感染リスクが高い国・地域(日本、中国、韓国、シンガポール、イラン、イタリア)への渡航歴がある人に対しては、14日間の自宅待機が推奨されています。

★参考: 3月04日発出情報:

 南米 / 「新型コロナウイルス」の影響に伴う各国の状況について

  https://www.otoa.com/news_detail.php?code=36685

情報提供:株式会社ラティーノ日本海外ツアーオペレーター協会