デルタ、羽田移行に自信、新ラウンジや顔認証などサービスをアピール
デルタ航空(DL)は12月4日、夏ダイヤから東京/米国間の全便を羽田発着に移行するのに先立ち東京都内で「羽田路線セミナー」を開催した。冒頭登壇したDL日本支社長のヴィクター大隅氏は、「成田よりも都心に近く、利便性の良い羽田空港への全便移行については、高い意識を持って取り組んでいる。旅行会社の皆さんにもぜひ、販売面での協力をお願いしたい」と呼びかけた。
続いて日本地区旅客営業部統括部長の山口優和氏が羽田移行後のメリットについて、「成田よりも都心に近い羽田から、直行便が結ぶ7つのゲートウェイはもちろん、そこから全米290都市への乗り継ぎが便利になる」とアピール。例えばラスベガスにはシアトル、ロサンゼルスに加え、新たにポートランドも利用できるようになる。また羽田移行後は、現在日本を経由しているアジア/米国路線がなくなり、全便日本発着となるため、基本的にはすべての座席を日米両国の市場向けに供給できるようになる。
また山口氏は、エコノミークラスのサービスはそのまま、余裕のあるシートピッチとなる「コンフォート・プラス」やプレミアムエコノミークラスの「デルタ・プレミアムセレクト」、全室個室タイプを実現したビジネスクラスの「デルタ・ワン スイート」といったシートプロダクトの多様性も紹介。エコノミークラス「メインキャビン」でも機内食を一新してウエルカムドリンクも提供し、前菜やメインディッシュを複数種類選べるほか、デザートは食後に提供するようにしたことも説明した。
このほかDLが今後、旅客サービスの向上にも力を入れる方針も紹介。スマートフォンなどで利用できるアプリケーション「Fly Delta」は近日中に自動チェックイン機能を搭載する予定であるほか、保管検査場の待ち時間を表示したり、乗り継ぎの際に次の便の搭乗ゲートまで案内する機能などを盛り込むという。
さらに2020年夏には羽田空港内にビジネスクラスラウンジ「デルタ・スカイクラブ」を開設するほか、コンシェルジュ・サービスの充実や、すでに1位を記録している日米間での定時出発・定時到着率をさらに向上させたい考え。また国際線旅客ターミナルの改装に合わせ、セルフバゲージドロップ、顔認証による搭乗手続きなどを導入し、旅客サービスの一層の拡充をはかる予定だ。
訂正箇所:第3段落第2文
誤:ウエルカムドリンクの種類を増やし
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正:ウエルカムドリンクも提供し
訂正箇所:第3段落第2文
誤:デザートも付くようにした
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正:デザートは食後に提供するようにした
訂正箇所:最終段落第1文
誤:デルタクラブ
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正:デルタ・スカイクラブ
お詫びして訂正いたします。