タイ、若者と地方に注力し日本人200万人へ-東アジア局長に聞く(2)
20年の日本人客200万人に
日本は高齢化社会を迎えていますが、タイも近い将来高齢化社会に突入します。高齢のお客様への対応も考えていかなくてはいけませんが、今の高齢者は健康寿命を延ばし、アクティブな生活を送っている人が多い。そういった高齢者にはアクティブなスポーツを楽しめる観光素材をタイから提供し、タイに来ていただけるようなプロモーションを行いたいと思っています。
あわせて、若い世代へのアプローチも行っていきたいと考えています。今の若い人たちは、デジタルツールを有効に活用して旅行情報を集めるので、デジタルマーケティングへの取り組みが重要です。タイでは、SNSの利用が多くインフルエンサーの活用が欠かせませんが、各国によってSNSの利用方法が違うので、インフルエンサーをうまく使って各国にあわせた情報発信をしていかなければなりません。若い世代へはミュージックフェスティバルやアウトドア型のイベント、スポーツの大会といった誘客活動を行っていきたいですね。
日本からタイへ来られる観光客は例年7%増で推移しており、今年の年末までには180万人に達すると思いますが、2020年には200万人を達成したいと思っています。
日本からの観光客の半分以上は大都市圏からです。この状況を変えたくて日本の地方空港への路線を増やしたいと思っています。今年10月には仙台便が就航しましたし、広島便を飛ばす計画もあります。タイと日本の地方空港の路線を強化することで日本各地からタイへお越しいただき、タイの文化に触れていただければと思います。
ツーリズムEXPOジャパンで
タイ国政府観光庁もブース出展
情報提供:トラベルニュース社