ボリビア、国内でのデモなどの「抗議活動」に伴う影響(在ボリビア日本国大使館発出情報)
ボリビアでは、大統領選挙の不正をめぐり、市民による政府反対運動などの圧力・国内の混乱を受け、モラレス・ボリビア大統領が辞任に追い込まれ、その後、選挙のやり直しが発表されました。
現在もラパス市、スクレ市、ポトシ市、サンタクルス市などの大都市では、政府支持者と反政府の市民が各地でデモ抗議・行進が日々発生しており、一部地域では道路封鎖や衝突も発生しております。
これらの都市では、市内観光に支障が出る可能性がありますので、ご旅行の際は、最新情報に十分ご注意ください。
またデモの行われている場所へは、くれぐれも興味本位で近付くことのないよう、お願いいたします。
一方、ボリビアの魅力あふれる観光地であるウユニ塩湖、チチカカ湖、世界遺産・ティアワナコ遺跡では、通常通り観光客を受け入れております。
ペルー・プーノ、チリ・アタカマとの国境も通常通り通行可能です。
以下に在ボリビア日本国大使館発出の情報をお知らせいたしますので、あわせてご確認ください。
10日にモラレス大統領が辞任を表明して以降、特にラパス市及びエルアルト市における治安が悪化しています。
10日夜は、政府支持派市民が暴徒化し、エルアルト市では企業、工場の強奪、ロープウェイの駅への襲撃が発生し、南部の「チャスキパンパ地区」では市バス車庫でバス64台を放火、「アチュマニ地区」と「ウユストゥス地区」の市場を強奪、その他市内各地で商店や民家店を襲撃し強盗、強奪を繰り返しました。
また、市民団体代表やテレビ局記者の家が放火され、ベネズエラ大使館が反政府派市民により一時占拠されました。エルアルト空港では国際線の複数の出発便がキャンセルされました。
11日、公共交通機関のロープウェイは、安全が確保できないとして全線で運行を休止しました。
ラパス市「チャスキパンパ地区」及びエルアルト市において、警察署や警察車両が放火される等の被害が発生し、同市ミネサ及びビジャエルカルメン・バスターミナルでは市民と暴徒が衝突し、複数の負傷者が発生しました。16時以降、エルアルト市から政府支持派市民が大集団(報道では約8千人)となりラパス市のムリージョ広場及びソポカチ地区の警察本部に向かっていると報道されています。また、ロープウェイ紫線のエルアルト市内の駅が放火された模様です。
なお、スクレ市の空港は安全上の理由から終日閉鎖されています。
このように治安情勢が流動的になっており、安全面を考慮し、明日の12日(火)、当館は閉館いたします。
引き続き、不要不急の外出を控え、治安情勢に関する最新情報を入手し、選挙裁判所等、公的機関、集団へは近づかず、不測の事態に巻き込まれないようにしてください。
在留邦人又は邦人旅行者で、事件や事故に巻き込まれた場合には領事の緊急携帯(7153-6981)までご連絡ください。
● 在ボリビア日本国大使館
住所:Calle Rosendo Gutierrez No. 497, esq. Sanchez Lima, La Paz, Bolivia(P.O. Box 2725)
電話: (591-2) 241-9110~3
FAX: (591-2) 241-1919
HP: http://www.bo.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
Email: consul.lpz@lz.mofa.go.jp (領事班)
● 在サンタクルス領事事務所
住所:Calle Saavedra No. 314, Esq. Cochabamba, Santa Cruz, Bolivia(P.O. Box 543)
電話: (591-3) 335-1268
FAX: (591-3) 335-1022
HP: http://www.bo.emb-japan.go.jp/itpr_ja/santacruz.html
Email: consuladojaponscz@lz.mofa.go.jp
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