EXPO、今年の展示は昨年と遜色ない規模に-出展者数は増加
日本旅行業協会(JATA)はこのほど、24日から27日まで大阪で開催する「ツーリズムEXPOジャパン2019」について、10日時点での出展者数などを公表した。海外の100ヶ国・地域と国内の全都道府県が出展する今回の総小間数は1985小間で、前年比12.5%減。当初は東京開催の7割程度になると見られていたが、結果的には9割近くにまで漕ぎつけ、数字の上では昨年に比べて遜色ない規模となった。
小間数の内訳は、海外が7.7%減の638小間、国内が8.1%減の651小間、その他が6.7%増の481小間、主催企画が47.6%減の215小間。大阪および関西の展示エリアは4.2倍の213小間と大幅に拡大する。出展企業・団体数は2.4%増の1475企業・団体で前年を上回った。
JATA理事・事務局長の越智良典氏は、昨年に近い規模でツーリズムEXPOジャパンを開催できることについて、関西の鉄道各社など、地元の経済界や観光産業界から多大なサポートを得られたことを説明。また、開催決定後に大阪でのG20や万博の開催が決まり、同地の世界的な知名度が一気に上がった可能性なども理由として挙げている。
近年注力している商談会については、バイヤーは48.6%増の615名、セラーは9.9%増の978名でともに増加する予定。海外・国内・訪日などの内訳については発表していない。今年は新たに「スピードネットワーキング」と称して、24日の夕方に30分間、6社と5分間ずつ名刺交換を実施するためのセッションを設ける。