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主要49社、8月海外は3.4%減、大手・中堅が苦戦

  • 2019年10月10日

 観光庁が取りまとめた主要旅行会社49社による2019年8月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比3.4%減の2164億9141万円、国内旅行は6.3%減の2717億656万円、外国人旅行は8.5%増の190億5734万円となり、合計は4.6%減の5072億5532万円となった。海外旅行と国内旅行の前年割れは3ヶ月連続。

 海外旅行の状況を企業別で見ると、49社のうち前年を上回ったのは16社で全体の約3割。取扱額が1億円を超える企業ではイオンコンパスの28.1%増、10億円を超える企業では旅工房の19.3%増が最も好調な結果となった。

 JTB11社、エイチ・アイ・エス(HIS)6社、阪急交通社3社、KNT-CTホールディングス13社、日本旅行の上位5社はいずれも前年を下回り、5社系では3.3%減。また、ジャルパックが10.4%減、日通旅行が12.2%減、エムオーツーリストが8.9%減、エヌオーイーが9.1%減、郵船トラベルが14.8%減となるなど、準大手や中堅といわれる旅行会社の苦戦も目立っている。

 募集型企画旅行に限ると取扱額は3.0%減の523億5598万円となったものの、取扱人数は0.4%増の21万6104人とわずかに増加した。単価は3.4減の24万2272円となった。

主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)

2019年8月