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スカイマーク、年内のサイパン線開設を正式発表-成田/中部も

  • 2019年9月19日

B737-800型機  スカイマーク(BC)は9月19日、年内を目途に成田/サイパン線を開設することを正式に発表した。BCにとっては初の国際線定期便で、全177席のB737-800型機によるデイリー運航を予定。昨年5月にデルタ航空(DL)が同路線を運休したことによりオフラインとなっていた、日本/北マリアナ諸島間における唯一の定期便となる。

 BCによれば関係当局には申請済みで、現在は認可の取得を待つとともに、社内における必要な準備などを進めているところ。年内に就航しようとすると、事前の販売期間が不十分となる可能性もあるが「長い目で見れば早期に路線を開設することが重要」で、まずは就航を急ぎたいという。就航日や運航スケジュール、予約開始日などの詳細は未定で、決まり次第発表する。

 BCのサイパン線については昨年5月に現地紙が、BCと北マリアナ諸島政府による18年内の開設に向けた交渉が進行していることを報道。その後、両者はMOUを締結し、BC代表取締役社長の市江正彦氏は、早ければ今年6月の開設をめざす考えを示していた。

 BCは定期便開設に先駆け、今年3月には成田/サイパン間で6往復のチャーター便を運航。その後はゴールデンウィークに4往復、8月に6往復を運航した。JTBなど複数の旅行会社がパッケージツアーを販売し、「いずれの便も大変好評で、満席に近い便も多数あった」という。今後は9月下旬に3往復を運航する。

 なお、BCはサイパン線開設の発表にあわせて、成田/中部線も年内を目途に新規開設することを明らかにした。19日に認可を申請しており、こちらは週2便で、使用機材は同じく177席のB737-800型機を予定。同社によれば、これまで首都圏からの運航便がなかった中部エリアにアクセスを提供し、ネットワークを拡充することが目的で、中部圏からサイパンへの送客にも取り組むという。