大邱とティーウェイがモニターツアー、業界人も積極的に募集
大邱観光広報事務所とティーウェイ航空(TW)は10月18日から20日にかけて、2泊3日のモニターツアーを実施する。韓国第3の都市である大邱の魅力をソーシャルメディアで拡散することがねらいで、特に大邱のテーマパーク「E-World」で開催されるハロウィンイベントを体験してもらい、ハロウィンが年々盛り上がりを見せている日本市場にアピールする。
参加者の対象は、ソーシャルメディアで「ある程度」のフォロワーを持ち、定期的に更新しているインフルエンサーの個人や、旅行会社およびその社員。一般向けのモニターツアーにも関わらず、業界人の積極的な参加を呼びかけていることが珍しいが、TWによれば「旅行会社やその社員が多くのフォロワーを持つケースは珍しくない」ことから拡散が期待できるといい、発信元が旅行会社の公式アカウントか、社員の個人的なアカウントかについてもこだわらないという。
メインターゲットは成田から出発できる20代の女性で、「少なくとも10名程度」の参加を想定。出発空港は基本的に成田とするが、TWが大邱線を運航している関空と福岡からの参加も可能とし、申込者多数の場合はフォロワー数などを勘案して選考するという。ソーシャルメディア用の記事には、大邱市とTWのクレジットを記載することなどを参加の条件とする。
現地での行動は自由で、韓国での宿泊とバスによる市内観光、E-Worldの入場料は大邱市が負担。約9000円の空港諸税や、韓国滞在中の食費などは自己負担となる。
TWによれば、今回のモニターツアーは先月に入り企画したもの。しかし日韓関係の悪化による訪問者減への対応というよりは、ソウルや釜山などのようにパッケージ商品を造成することが難しい大邱が、より多くのFITを獲得するための意味合いが強いという。