ANA、貨物で「空陸一貫輸送」、国内主要7空港から
ANAホールディングスで貨物事業を手掛けるANA Cargoは9月12日、国内主要7空港間の空路と全国の陸路を組み合わせた輸送サービスの提供を開始する。運送業界でのIT活用に取り組むCBcloudと提携するもので、MaaS(Mobility as a Service)に対する取り組みの一環。
CBcloudは軽貨物運送業者と荷主をつなぐマッチングプラットフォーム「PickGo」を運営しており、今回はここに全日空(NH)による空輸を組み込んだ。これまで空路を含むルートで荷物を発送しようとすると、荷主の手元から空港まで、空港から空港、到着空港から配送先の3区間の手配を別に手配する必要があったが、新サービスではまとめて申し込みを受け付ける。
新サービスはPickGoの機能のひとつとして法人企業向けに提供する。対象空港は新千歳、成田、羽田、中部、伊丹、関西、福岡で、今後は対象空港の増加をめざす。