JTB、6月の取扱額は海外・国内が減少、国際は3割増

  • 2019年8月27日

 JTBグループ11社の今年6月の旅行取扱額は、海外旅行が前年比3.7%減の489億900万円、国内旅行が0.4%減の791億9500万円、国際旅行が33.3%増の87億1300万円で、総額は前年並みの1368億1600万円となった。海外旅行のうち団体旅行は14.8%減で、教育団体は1.2%増となったものの一般団体は16.1%減に。企画商品は5.1%増で、ルックJTB・JTBお買得旅は2.3%増、メディア企画商品は0.3%増だった。

 海外旅行の取扱人数は前年並みで、出国日本人数に占めるJTBグループのシェアは1.1ポイント減の15.4%。増加した方面は4.9%増の台湾、4.4%増のハワイなど。このうちルックJTB・JTBお買得旅は2.2%増で、方面別ではハワイが13.1%増、ヨーロッパが7.1%増、「他アジア」が5.8%増などとなった。

 国内旅行のうち団体旅行は7.7%増で、一般団体は10.6%増、教育団体は3.0%増。企画商品は6.2%減で、そのうちエースJTBは5.3%減だった。エースJTBの取扱人数は7.2%減で、方面別では沖縄が8.2%増となった以外は減少した。

 そのほか、同社によれば7月の訪日旅行商品「サンライズツアー」の利用人数は1.0%減で、予約サイト「JAPANiCAN.com」は3.1%減。後者については、自社での宿泊販売が36.3%減となった一方、提携先の宿泊販売が37.8%増と好調だった。ツアーは26.0%減。